【2025年度】特定技能2号評価試験の日程・申し込み方法・実施状況を解説

執筆者:Divership編集部|外国人雇用担当部門

『外国人材を長期戦力として活用したい』

そんな企業にとって「特定技能2号」は有力な選択肢です。
特定技能1号に比べ、2号では在留の更新が可能になり、配偶者・子どもの帯同も認められるため、定着率の向上が期待されます。

しかし、特定技能2号を取得するためには実務経験を積むだけでなく、それぞれの分野ごとに定められた特定技能2号評価試験に合格する必要があります。

そこでこの記事では、各分野の特定技能2号評価試験の実施状況・日程・申し込み方法を一覧にして分かりやすく解説します。

雇用している特定技能外国人に2号試験を受けてもらいたい方はぜひ最後までお読みください。

JapanJobSchoolは、特定技能2号への移行も積極的にサポートしています!/

目次

1.特定技能2号の取得要件

特定技能2号は特定技能1号に比べて取得するハードルが高いです。まず雇用している外国人従業員がこの基準を満たしているか確認しましょう。

特定技能2号についてこちらの記事で詳しく説明しています。

1-1.取得に必要な2つの条件

特定技能2号の在留資格を申請するには、主に以下の2つを満たさなければなりません。

・それぞれの分野ごとに定められた特定技能2号評価試験に合格

監督者として業務を統括しつつ、熟練した技能で業務を遂行できる者

監督者としての業務経験は、要件として具体的に定められています。例えば、

  • (建設・ブロック工の場合)1年(215日)以上
  • (ビルクリーニングの場合)複数の作業員を指導しながら従事し、現場を管理する者としての実務経験が2年以上

細かい要件は各分野によって異なりますが、監督者をしつつ自らも専門的な業務をこなせるという点はすべての分野で共通しています。監督者としての期間は1年~3年程度必要な分野が多いです。

1-2.特定技能2号評価試験の内容

試験は学科試験技能試験の2つに分かれています。

学科試験専門分野に関する知識を問う問題。
技能試験専門分野に関する技能を問う問題。

それぞれCBT(コンピュータ・ベースド・テスティング)によって確認され、真偽法(○×の2者選択問題)や、選択問題(3択や4択)で出題されます。

こちらは製造業(機械金属加工区分)の試験の例題です。

参考:経済産業省「製造分野特定技能2号評価試験(実技試験)機械金属加工区分学習用参考資料」

こちらは建設業(土木・実技試験)の例題です。

参考:一般社団法人建設技能人材機構「建設分野特定技能の評価試験情報と申込み」

分野によってはこれに加えて実技試験が課せられます。

〈実技試験がある分野〉
 造船・船用工業
  宿泊

特定技能2号評価試験は日本語のみの出題となります。試験問題を理解するには、少なくとも日本語能力試験N3程度以上の日本語能力が必要です。

外国人の日本語レベルについて詳しく知りたい方はこちらをご参考ください。

特定技能2号を取得したい外国人従業員がいる場合は、特定技能2号評価試験の勉強と共に日本語能力試験など、日本語試験の勉強を勧めるといいでしょう。

[出典:厚生労働省健康・生活衛生局「ビルクリーニング分野特定技能2号評価試験実施要領」]

[出典:国土交通省「建設分野の2号特定技能外国人に求める「建設現場において複数の建設技能者を指導しながら作業に従事し、工程を管理する者(班長)としての実務経験」について」]

2.特定技能2号技能評価試験|試験日程・申し込み方法

ここから特定技能2号試験がある各分野の試験日程・申し込み方法・受験料などについて解説します。

  • ビルクリーニング
  • 工業製品製造業分野
  • 建設
  • 造船・船用工業
  • 自動車整備
  • 航空
  • 宿泊
  • 農業
  • 漁業
  • 飲食料品製造業
  • 外食業

2-1.ビルクリーニング

主催は「公益社団法人全国ビルメンテナンス協会」です。

申し込みの案内はこちら

試験日程
(2025年度)
第5回 2025年6月24日14時~17時【案内(PDF)
第6回 2025年9月30日14時~17時 ※8月公開予定
第7回 2025年12月23日14時~17時 ※11月公開予定
第8回 2026年3月31日14時~17時 ※2月公開予定
受験申し込み
期間
第5回 2025年5月12日10:00~5月23日17:00
第6回以降は随時公開予定 ※基本試験日1カ月前~2,3週間前
受験会場日本(原則として、東京都、大阪府)
申し込み方法受験者情報をネットで申請する(団体申請不可)
②試験申し込みサイトから登録
③受験手数料の支払い
④実務経験の証明に必要な書類の送付
受験料16,500円(消費税10%含む)
試験内容学科試験:現場責任者として必要な知識を問う問題
     (真偽、組み合わせ、多肢択一問題)

技能試験:現場責任者として必要な清掃業務、業務管理等の能力を問う問題
     (多肢択一、並び替え、論述、計算問題等)    

問題数 試験時間 配点 基準点
学科試験 50問 60分 100点 65点
実技試験 10問 90分 100点 65点
合格証明書発行手数料11,000円/枚(消費税10%含む)

申請には受験申請書類提出用表紙在留カード・パスポートの写しに加え、実務経験の証明に必要な書類が必要です。

実務経験の証明に必要な書類はこちらです。

A)(別紙様式1号)ビルクリーニング分野2号特定技能外国人に求められる実務経験に係る証明書(原本)

B)(分野参考様式2-1号)ビルクリーニング分野における特定技能外国人の受入れに関する誓約書(写し)

C)受験者の対象業務の種別について①または②のどちらかの書類   
  ①「特定建築物」の建築物衛生法第5条に基づき都道府県等に届出た書面(写し)  
  ②「建築物清掃業」または「建築物環境衛生総合管理業」の営業所に係る登録証明書(写し)

D) 受験者の実務経験について、①~③のすべての書類
  ① 実務経験を行った対象となる建築物に関する証明書(原本)
  ② 対象建築物で清掃を行うことを証明する書面(業務委託契約書の写し等など)
③ 受験者がC①の建築物で、あるいはC②が管理する建築物で清掃現場を管理した実績が確認できる書面(実施計画書、業務日報、実施報告書の写し等など )

E)ビルクリーニング分野特定技能協議会加入証の写し

F)受験者の処遇について、①~③のすべての書類
①現場を監理する者(指導管理者)になる前の報酬が確認できる書面(写し)
②清掃従事者から指導管理者になった後の報酬が確認できる書面(写し)
③清掃従事者から指導管理者にさせた根拠が確認できる書面(写し)

2-2.工業製品製造業分野

主催は「経済産業省」です。

申し込みの案内はこちら

〈注意〉
製造業(素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業)で特定技能2号を取得するためには、3年の実務経験製造分野特定技能2号評価試験の合格に加えて、ビジネスキャリア検定3級の取得が必要です。
試験日程(2025年)第一回:2025年7月1日(火)~2025年7月7日(月)
第二回:2025年11月頃(予定)
第三回:2026年2月頃(予定)
申し込み受付期間第一回:2025年5月28日(水)~2025年6月21日(土)
第二回:2025年10月頃(予定)
第三回:2026年1月頃(予定)
※試験約1か月半前~約10日前
受験会場全国のテストセンター(国内のみ)
申し込み方法①実務経験証明書を作成する(記載例
②専用フォームから申請する  
③事務局にて書類確認をした後、メールで受験資格確認番号を受け取る
④プロメトリックの予約画面で受験資格確認番号を予約する
受験料15,000円
試験内容3つの試験区分があります。
機械金属加工区分
電気電子機器組立て区分
金属表面処理区分
問題数30問 / 合格基準60%以上 / 試験時間80分
合格証明書発行手数料15,000円/枚

申請の際に必要になる「実務経験証明書」の作成・事務局側の確認には一定の時間がかかります。書類は十分時間に余裕を持って作成することをおすすめします。

申請から受験資格確認番号発行までの期間は、不備がない場合は約5日です。ただし申請が混みあう場合はさらに数日かかる場合もあります。

2-3.建設

主催は「一般社団法人 建設技能人材機構」です。

申し込みの案内はこちら。(令和7年6月実施の試験案内)

試験日程(2025年7~9月)2025年05月12日、13日(東京都)
2025年05月14日、15日(大阪府)
2025年05月21日、22日(愛知県)
2025年06月03日~06日(東京都)
2025年06月10日~12日(大阪府)
2025年06月25日、26日(北海道)
2025年07月02日~04日(大阪府)
2025年07月09日、10日(広島県)
2025年07月22日~25日(東京都)
2025年08月05日~07日(大阪府)
2025年08月19日~22日(東京都)
2025年08月26日~28日(福岡県)
2025年09月02日~04日(大阪府)
2025年09月09日~12日(東京都)
2025年09月25日(宮城県)
受験申し込み期間試験日程によって異なります。詳しくは各受験案内を見てください。
※試験日の1か月前~1,2週間前まで
受験会場国内各地 詳しくは各受験案内を見てください。
申し込み方法申し込みには、建設技能人材機構の技能評価試験マイページへの登録と、
スマホアプリJAC ExamFormが必要です。
パソコンからの申し込みはできません。
マイページ登録方法はこちらをご確認ください。
試験の申し込み方法も上記リンクから確認できます。  
①マイページにログインし、「イベント一覧」から受けたい試験を選択する
②マイページからJAC ExamFormを立ち上げる(アカウント人称)
③JAC ExamFormから在留カードの写真、顔写真などを登録する
④受験者情報(住所・職種)、アンケートを入力する
⑤入力情報を確認し、送信する
受験料2,000円  ※現地で現金で支払います。
試験内容3つの試験区分があります。
①土木(学科実技
②建築(学科実技
③ライフライン・設備(学科実技

     問題数 試験時間 基準点
学科試験 30問 60分 60%以上
実技試験 20問 40分 60%以上
合格証明書発行手数料なし
合格通知後、合格証が受験者のスマートフォンに送付されます。

2-4. 造船・舶用工業

主催は「一般財団法人 日本海事協会」です。

申し込みの案内はこちら

現在、造船・舶用工業分野での特定技能2号試験は溶接・塗装・鉄工で行われています。

また、特定技能2号試験を受けるには、複数の作業員を指揮・命令・管理する監督者としての実務経験が2年以上あることが必要です。

試験日程申請者が希望日時を提出。その後主催者側と調整して決定します。
受験申し込み期間試験希望日の1~3か月前
受験会場申請者が用意。 筆記試験が実施できる部屋、実技試験のための設備、材料、試験材 の
準備が必要。
申し込み方法受験申請の問い合わせ  
 日本海事協会の特定技能試験ホームページから
 ・特定技能2号試験申請書
 ・2号特定技能外国人に求められる実務経験に係る誓約書
をダウンロードして、必要事項を記入。顔写真・在留カードの写し・書類を
メール(ssw_et@classnk.or.jp)で送付。
※在留カードの写しはパスポートの写しでも可。
※顔写真は無背景・正面の写真のみ。サイズは縦400px、横300px。
ファイルサイズは1MB以内。
②主催者側から受験に関する説明、試験実施場所の調査(試験希望日の1~3か月前)
③受験申請
④受験料の振込(振込依頼通知後1週間以内)
⑤試験日時の調整
⑥受験通知の送付(試験日の1か月~1週間前)
受験料状況や個人による ※詳しくはこちら
試験内容筆記試験  試験時間 : 60分 / 問題数 : 40問 / 合格基準:各60%以上
1.管理能力等確認試験詳細(塗装及び鉄工区分のみ実施。)
多肢択一法
2.安全衛生等確認試験詳細
 真偽選択法(○×式)

実技試験
溶接・塗装:60分
鉄工:120分
内容は業務区分ごとに異なる

詳しくはこちらを参考にしてください。
合格証明書発行手数料なし 合否判定後から2週間以内に、郵送とメールで結果証明書を通知します。

2-5.自動車整備

主催は「一般社団法人日本自動車整備振興会連合会(JASPA)」です。

試験日程2025年4月17日~2026年3月10日 年に数回実施(随時予約制)
受験申し込み期間2025年4月14日~2026年3月5日 通年受付 希望日時と会場を予約
受験会場国内各地  詳しくはこちら
申し込み方法実務経験証明書を作成
②在留カードとパスポートのコピー、①をJASPAへメール送付する
②メールで受験資格確認番号を受け取る
③プロメトリックの予約画面で受験資格確認番号を予約する(顔写真アップロード必須)
受験料4,800円
試験内容学科:40問(四択式)80分 / 実技:3課題30分 合格基準:各60%以上
合格証明書発行手数料16,000円

一般社団法人日本自動車整備振興会連合会から随時最新情報を確認できます。

2-6.航空

主催は「公益社団法人日本航空技術協会 (JAEA)」です。

試験日程区分ごとに年に数回実施 くわしくはこちら
受験申し込み期間試験日の約1か月前~約2週間前 (定員に達し次第締め切り)
受験会場東京を中心とした主要都市
申し込み方法開催情報に従い、受験料の納付と受験登録を行う
開催情報にある受験登録ページから誓約書(2枚)と顔写真・IDカードの写真をアップロード(必要書類は試験概要からダウンロード可)
③受験のルールに同意し、申し込む
受験料10,000円
試験内容2つの区分があります。
空港グランドハンドリング
航空機整備
ともに学科試験と実技試験があります。
学科:35問90分程度 / 実技:航空従事者技能証明実地試験 二等航空運航整備士相当
合格基準:各65%以上
合格証明書発行手数料90,000円

参照:試験概要 公益社団法人日本航空技術協会(JAEA)

2-7.宿泊

主催は「一般社団法人 宿泊業技能試験センター」です。

実施要項はこちら

宿泊分野の特定技能2号評価試験を受験するためには、受験日の前日までに宿泊施設において複数の従業員を指導しながら、フロント、企画・広報、接客、レストランサービス等の業務に2年以上従事した実務経験が必要です。

試験日程2025年4月4日~2026年5月3日随時。詳しくはこちらをご確認ください。
どの会場も平日の開催が多いです。
受験申し込み期間試験日59日前~3営業日前 定員に達した場合は申し込み終了の場合もあり。
受験会場全国のプロメトリックの試験会場。 詳しくはこちらをご確認ください。
申し込み方法※受験申込には実務経験証明書が必要です。
こちらのページの下部にある緑のボタンから実務経験証明書をダウンロードし、
 勤め先の企業に記入してもらう。
②①と同様のページの、緑のボタンの下にある「申込フォーム入口」から、実務経
 験証明書をアップロードし、必要事項を記入する。
③Caiptから届くメールで、プロメトリックの試験予約番号を入手する。
④入手した試験予約番号を使って、希望する日時・会場の試験を予約する。
受験料15,000円(税込み)
試験内容学科試験:フロント業務・企画・広報業務・接客業務・レストランサービス業務に
おいて、専門的な知識を有し、適切な対応が取れるか判断する。安全衛生確保、宿
泊業の一般的な知識についても出題される。4肢択式で50問。

技能試験:フロント業務、接客業務、レストランサービス業務の3つの業務におい
て、宿泊施設利用者に対し適切な対応が取れるか判断する。

合格基準はそれぞれ正答率65%以上
合格証明書発行手数料手数料なし。
合格証明書の交付には、合格者と採⽤企業の双⽅の申請が必要です。
詳しくはこちらのマニュアルを参考にしてください。

2-8.農業

主催は「一般社団法人 全国農業会議所」です。

受験案内はこちら

農業分野の特定技能2号評価試験を受験するには、

  • 耕種農業または畜産農業の現場で複数の作業員を指導しながら作業に従事し、工程を管理する者としての2年以上の実務経験
  • 耕種農業または畜産農業の現場における3年以上の実務経験

のいずれかが必要です。

実務経験に係る証明書の提出をもって、上記を証明します。

試験日程2025年4月から9月 各月末に実施。
2025年9月以降の試験の実施日はプロメトリックのHPからご確認ください。
受験申し込み期間各月頭~定員に達し次第締め切り
例)6月の場合 3日10:00~
※試験日の3営業日前の23:59(日本時間)までは日時や場所の変更が可能です。
ただし試験日が土日祝日の場合は4営業日前までです。
受験会場全国のプロメトリックの試験会場。
詳しくはこちらから検索できます。
申し込み方法①全国農業会議所へ、要件を満たしているかに関わる書類2点(実務経験の証明書誓約書)を専用フォームから提出。
②全国農業会議所で内容確認の後、アプリケーションナンバーをメールで受け取る。
プロメトリックのIDを取得
②プロメトリックIDを使ってログインし、必要事項を記入して申し込み完了。
受験料15,000円(税込み)
試験内容試験には2つの区分があります。
・耕種農業
・畜産農業
それぞれ学科試験実技試験(図やイラストから判断)があります。
すべての試験はCBT(Computer Based Testing)で行われます。
試験時間  問題数
 60分    50問
合格基準は実務経験7年程度の人が約3割合格できる水準です。
こちらから学習用テキストをダウンロードできます。
合格証明書発行手数料800円/一通。(税・送料込み)
合格証明書を受け取るにはこちらのフォームから申請してください。

2-9.漁業

主催は「一般社団法人 大日本水産会」です。

受験案内はこちら

漁業分野で在留資格「特定技能2号」を申請するには

  • 2号漁業技能測定試験(漁業または養殖業)の合格
  • 日本語能力試験N3以上に合格

の両方を満たす必要があります。

また、特定技能2号評価試験を受験するためには「日本国内での管理者等としての漁業又は養殖業の実務経験(2年以上)」が必要です。

実務経験証明書はこちらからダウンロードし、事業者に記入を依頼してください。

試験日程2025年4月17日~2026年2月28日 随時。 詳しくはこちら
受験申し込み期間各試験日59日前~3営業日前 定員に達し次第締め切り
受験会場全国のプロメトリックの試験会場。
詳しくはこちらから検索できます。
申し込み方法実務経験証明書を準備します。(事業所へ記入を依頼してください。)
②一般社団法人大日本水産会へ試験の申請。
③プロメトリックのHPから予約。
受験料15,000円(税込み)
試験内容試験には2つの区分があります。
・漁業
・養殖業  
それぞれ学科試験(45問70分)と実技試験(図やイラストから判断)(7問15分)があります。
すべての試験はCBT(Computer Based Testing)で行われます。
問題形式は真偽式(○×式)または多肢選択式です。
 合格基準
 65%以上
こちらから学習用テキストをダウンロードできます。
合格証明書発行手数料なし 受験後5営業日以内にマイページへログインの上、合格の場合に印刷可能。

2-10.飲食料品製造業

主催は「OTAFF 一般社団法人外国人食品産業技能評価機構」です。

受験案内はこちら

特定技能2号評価試験を受験するためには試験の前日までに飲食料品製造業分野において複数の作業員を指導しながら作業に従事し、工程管理する者としての実務経験2年以上が必要です。受験の申し込みの際に実務経験証明書(p.8,9)を提出してください。

試験の前日までに管理等実務経験が2年に満たない場合であっても飲食料品製造業2号技能測定試験を受験していれば、試験の日から6か月以内に管理等実務経験を2年以上有することが見込まれることで受験要件を満たします。

試験日程(2024年度)第1回:2025年5月下旬から6月上旬
第2回:2025年10月ごろ
第3回:2025年1月ごろ  

第2回、第3回試験の詳しい日程はまだ公表されていません。
第1回の試験は試験日の約4か月前から試験日程の詳細が発表されました
受験申し込み期間申し込みは抽選です。
下の OTAFFの会員区分(A~C )により企業登録申請の締切日が異なりますのでご留意下さい。
A 区分: OTAFF の賛助会員である企業(賛助会員については<こちら>)
B 区分: OTAFF 正会員からの推薦状がある企業(「正会員」からの推薦状は<こちら>)
C 区分: A 区分、B 区分どちらにも該当しない企業

〈参考〉2025年第1回試験の申込期間
企業登録申請締め切り:(A,B区分) 2月19日 / (C区分) 2月14日
受験者登録申請期間:1月31日(金)15時~2月21日(金)23 時 59 分
試験申込:3月13日(木)10時~3月19日(水)17時
受験者同意・受験料支払い:3月19日(水)17時~3月25日(火)23時59分
受験票発行: 5 月上旬
合格発表 :6 月下旬
受験会場全国の試験会場。
〈参考〉2025年第1回試験の試験会場
2025年第2回、3回試験が同じ会場で行われるとは限りません。
申し込み方法受験申込みは当面は企業からの申し込みのみです
個人で申し込むことはできません。
申し込み案内はこちらからも確認できます。
①一般社団法人外国人食品産業技能評価機構(OTAFF)の企業マイページの登録
をする(申し込み期間外でも可能)
②受験者登録をする。このとき「管理実務経験証明書」または「管理等実務経験
に係る誓約書」が必要です。
③試験申し込みをする。企業申込のスケジュールに合わせて行ってください。
受験料15,000円(税込み)
試験内容すべてペーパーテスト(マークシート)方式で行われます。原則三者択一です。

学科試験:HACCP等による一般的な衛生管理、労働安全衛生に係る知識に加え、
衛生管理、品質管理など管理職に必要な知識を測定します。
(35問、満点125点)
実技試験:図やイラストを用いた判断試験及び、所定の計算式を用いて必要とな
る作業の計画を立案する等の技能水準を測定します。
(15問、満点75点)
 試験時間  問題数  合格基準
  70分    50問   65%以上  
出題範囲と主な内容についてはこちらを参考にしてください。
合格証明書発行手数料なし。
マイページの「受験履歴」からダウンロードできます。

2-11.外食業

主催は「OTAFF 一般社団法人外国人食品産業技能評価機構」です。

受験案内はこちら

外食業分野で在留資格「特定技能2号」を申請するには

  • 2号外食業技能測定試験の合格
  • 日本語能力試験N3以上に合格

の両方を満たす必要があります。

特定技能2号評価試験を受験するためには試験の前日までに外食業分野において複数のアルバイト従業員や特定技能外国人等を指導・監督しながら接客を含む作業に従事し、店舗管理を補助する者としての実務経験2年以上が必要です。受験の申し込みの際に実務経験証明書(p.8,9)を提出してください。

試験の前日までに管理等実務経験が2年に満たない場合であっても外食業2号技能測定試験を受験していれば、試験の日から6か月以内に指導実務経験を2年以上有することが見込まれることで受験要件を満たします。

試験日程(2024年度)第1回:2025年5月下旬から6月上旬
第2回:2025年10月ごろ
第3回:2026年1月ごろ  

第2回、第3回試験の詳しい日程はまだ公表されていません。
第1回の試験は試験日の約4か月前から試験日程の詳細が発表されました
受験申し込み期間申し込みは抽選です。
下の OTAFFの会員区分(A~C )により企業登録申請の締切日が異なりますのでご留意下さい。
A 区分: OTAFF の賛助会員である企業(賛助会員については<こちら>)
B 区分: OTAFF 正会員からの推薦状がある企業(「正会員」からの推薦状は<こちら>)
C 区分: A 区分、B 区分どちらにも該当しない企業

〈参考〉2025年第1回試験の申込期間
企業登録申請締め切り:(A,B区分) 2月19日 / (C区分) 2月14日
受験者登録申請期間:1月31日(金)15時~2月21日(金)23 時 59 分
試験申込:3月13日(木)10時~3月19日(水)17時
受験者同意・受験料支払い:3月19日(水)17時~3月25日(火)23時59分
受験票発行: 5 月上旬
合格発表 :6 月下旬
受験会場全国の試験会場。
〈参考〉2025年第1回試験の試験会場
 2025年第2回、3回試験が同じ会場で行われるとは限りません。
申し込み方法受験申込みは当面は企業からの申し込みのみです個人で申し込むことはできません。
申し込み案内はこちらからも確認できます。
①一般社団法人外国人食品産業技能評価機構(OTAFF)の企業マイページの登録をする
 (申し込み期間外でも可能)
②受験者登録をする。このとき「管理実務経験証明書」または「管理等実務経験に係る誓約書」
 が必要です。
③試験申し込みをする。企業申込のスケジュールに合わせて行ってください。
受験料15,000円(税込み)
試験内容すべてペーパーテスト(マークシート)方式で行われます。原則三者択一です。
学科試験:衛生管理、飲食物調理、接客全般、店舗運営に係る知識を測定します。
     (35問、満点120点)
実技試験:作業の計画を立案する計画立案試験等により、業務上必要となる技能水
     準を測定します。(20問、満点130点)
  試験時間  問題数  合格基準
   70分    55問   65%以上
合格証明書発行手数料なし。
マイページの「受験履歴」からダウンロードできます。

3.特定技能2号試験の合格率

各分野の合格率を上表にまとめてあります。

ビルクリーニング、農業分野は合格人数が公表されていませんが、他の分野と大きく異なることはないと予想されます。

また、造船・船用工業は合格率は100%となっていますが、これは2023年10月実施のみの結果です。他の時期の結果についてはこちらをご確認ください。

多くの分野で合格率が3割を切る等、難易度が高い試験であることがわかります。

[出典:2024 年2月 製造分野特定技能2号評価試験結果]

[出典:令和6年6月建設分野特定技能評価試験結果]

[出典:造船・舶用工業分野特定技能試験 出張方式による特定技能試験の月次報告(2023年10月)]

[出典:2023年度第1回 宿泊分野特定技能2号評価試験(国内実施)の合格発表]

[2023年度外⾷業及び飲⾷料品製造業の特定技能測定試験 国内試験実施状況]

4.特定技能2号試験の難易度

3-1.特定技能2号試験の難しい?

特定技能2号評価試験の合格水準は一般的に、実務経験が7年ある人が3割合格できるというものです。さらにすべて日本語の試験(漢字にルビがない場合もある)なので、当然日本語の読解力も求められます。

外国人従業員が独学で勉強するのは難しいので、受け入れ企業でも受験する人のサポートをすることが望ましいです

3-2.分野によっては別ルートも存在

分野によっては特定技能2号評価試験の合格ではなく、他の技能試験などの合格で、特定技能2号の申請要件を満たせる場合があります

別ルートがある分野は以下の通りです。

素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業以下2つをともに満たす場合
技能検定1級取得
②日本国内に拠点を持つ企業の製造業の現場で3年以上実務経験があること
建設業以下2つをともに満たす場合
技能検定1級取得
②班長としての一定の実務経験(建設現場において複数の建設技能者を指導しながら作業に従事し、工程を管理する者としての実務経験)があること。(0.5~3年)
造船・船用工業以下2つをともに満たす場合
技能検定1級取得
②複数の作業員を指揮・命令・管理しながら、船舶の製造工程の造船作業に従事すること。

[出典:経済産業省「製造分野特定技能2号評価試験」]

[出典:出入国管理庁「造船・舶用工業分野」]

5.まとめ

在留資格「特定技能2号」は専門的な知識と熟達した技術を持ち、さらにほかの従業員に指示を出せる等より高度な在留資格となっています。

取得するハードルは高いですが、特定技能2号では在留期間の制限がなくなり家族滞在も許可されるので、長期的に戦力になる外国人従業員を雇用することができます 特定技能2号を持つ外国人を雇用したい、又は現在雇用している外国人従業員に特定技能2号を受けてもらいたいと考えている企業の方はぜひ当スクールへご相談ください。特定技能について経験豊富なスタッフが対応いたします。

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