【特定技能受け入れ企業 介護 実例】外国人を雇用してから数年、次のステップへの展望とは

執筆者:Divership編集部|外国人雇用担当部門

この度、弊社で特定技能外国人の支援をさせていただいております、社会福祉法人東京聖労院 特別養護老人ホーム 清雅苑」様に、外国人受け入れ後の変化についてインタビューさせていただきました!

目次

今回のインタビュー企業様

 企業名 社会福祉法人東京聖労院 特別養護老人ホーム清雅苑              
 所在地 東京都清瀬市
 JJSから受け入れている特定技能外国人数 2人
 受け入れ国籍 ベトナム人
 企業説明 【設立】
1996年
【事業内容】
特別養護老人ホーム等
【特徴】
平成8年に特別養護老人ホームを開設。現在は特別養護老人ホームの他、介護保険事業として在宅サービスセンター、ヘルパーステーション、居宅介護支援事業所を運営。また清瀬市より地域包括支援センターを受諾運営。

1.外国人雇用を始めてから現在まで、どのような課題がありましたか?

言葉の意味、ニュアンスの理解に苦労したことはあります

やはり外国人と一緒に働く上で、一番大きな課題で当たるものは言語の壁であるといえます。日常会話などは問題なくできるため壁というほど大きな問題ではないのですが、言葉の意味であったり、その細かなニュアンスの解釈の相互理解が、やはり日本人同士で行うよりも難しく、うまくいかないことはありました。

業務を進めていく中で、確認や面談を行うことで理解の相違を解消することができたため、大事にはなりませんでしたが、外国人従業員が言葉のニュアンスをきちんと理解できているのか、うやむやにしてしまった部分もありました。

2.その課題をそのように対応・解決しましたか?

何度も確認するという作業を行うようにしています

言葉の意味が本当に理解できているのかという部分を、何度も本人と確認して意味をすり合わせる作業を取り入れました。

本人の様子を見て、少しでも不安に感じたら、「この間このように伝えたけど、大丈夫?」などと積極的にコミュニケーションをとって、理解できていなかった部分や伝わっていなかった部分を解消するようにしています。

何度もコミュニケーションをとって確認を行うことで、課題になっていたような言語の壁、言葉の理解といったものは解決することができています。

3.外国人と働く上で難しいと感じていることはありますか

その方の能力にもよりますが、配慮が必要である場合があります

外国人であるから、という理由で一緒に働くことが難しいと感じたことはありません。

ただ、その方の能力によっては、日本語を話すことに関しては問題が無くても、日本語を書くことになると難しく、記録業務など他の正社員が担う業務の一部が行えないといった場合があります。そういった場合には、その方の能力に合わせた多少の配慮が必要です。

現状としても、記録業務に関しては任せていない状態ですが、今後は次のステップとして、日本語を書けるようになってもらえるような仕組み作りをしたいと考えています!

4.貴社が考える外国人と一緒に働くことのメリットを教えてください

違う価値観を持つ人と働けるのは大きな刺激であると思います

良くも悪くも「外国人」として意識せずに接しているので、外国人だから一緒に働けて良かったといったことは目立ってはありません。しかし、違った価値観を持つ人と一緒に働くということに関しては大きな刺激であったと思います。

言いたいことや聞きたいことをはっきりと伝えてくれたり、時間内でぱっと仕事を終わらせたりと、日本ではなかなか目の当たりにすることができない、多様性に触れながら働くことができているかなと思います。

5.今後、外国人採用・雇用について取り組んでいきたいと思っていることはありますか?

本人の力に合わせてステップアップできる環境を整えたい

外国人の方を採用して数年が経ち、弊社としては次のステップに進む頃かと考えています。


先ほど配慮が必要であるという話をしましたが、これからは、外国人だから記録業務はやらなくていいよ、ではなく、本人の力に合わせて少しずつ新しい仕事に挑戦してもらったり、文章が書けるようにこちらで教えてあげたりと、こちらがしっかりとサポートし、本人の力に合わせてステップアップすることができる仕組みづくりをしていきたいと考えています。

また、今後他の施設が外国人採用に乗り出す際に、先に外国人を受け入れた立場としてこのようにインタビューを受けて、体験談アドバイスを伝えられるようにしていこうと考えています。

6.JJSに対しての評価や、外国人採用についてアドアイスがあれば教えてください。

手厚いサポートのおかげで、とても良い関係を築けています

JJSの担当の方がとても良い方を紹介してくださって、採用した後も面談で、最近どうですか?と聞いてくださったり、こうゆうサポートがありますよと声をかけてくださったりと、手厚いサポートが魅力であると感じています。

また、母国語で話してこそ本人の本当の気持ちがわかるといったこともあるので、その点も踏まえてJJSとの協働で、外国人の方を雇用することができているなと思います。

外国人採用についてのアドバイスですが、一番は「外国人」として構えるのではなく、良くも悪くもその点に関してはあまり意識せず、あくまで一人の人として接することが重要であるかと思います。


また、その方の国について事前に調べておくことも良いかもしれません。文化の違いについて理解できたり、話題にもなり、より良い関係を構築する助けになると思います。

まとめ

今回は社会福祉法人東京聖労院 特別養護老人ホーム 清雅苑様にインタビューしました!いかがでしたか?

この記事を見て、外国人採用に前向きになってくださる方が居ましたら幸いです。

私たちJJSは特定技能外国人の紹介実績1,000名以上、支援実績150名以上の実績を誇る登録支援機関で、外国人だけでなく、外国人を雇用する企業様の支援も行っております!

まだ外国人を採用したことがない、外国人を採用したいけど資料や手続き、外国人の支援などどうしていいかわからないなど不安に思ってらっしゃる企業様はぜひ、弊社にお気軽にご相談ください。

改めまして、「社会福祉法人東京聖労院 特別養護老人ホーム 清雅苑」様、この度はご協力ありがとうございました!

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この記事を書いた人

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