【特定技能受け入れ企業 介護 実例】外国人が会社の主軸になる存在に|外国人のひたむきさが日本人の意識を変える
弊社で特定技能外国人の支援をさせていただいております、「社会福祉法人 天光会」様に、外国人受け入れ後の変化についてインタビューをさせていただきました!
今回のインタビュー企業様
企業名 | 社会福祉法人 天光会 |
所在地 | 千葉県 千葉市 |
JJSから受入れている 特定技能外国人数 | 3人 |
受け入れ国籍 | ベトナム |
企業説明 | 恵光園老舗の格式。退職率が低い、アットホームで暖かみのある老人ホーム。 特別養護老人ホーム 恵光園シャイニー中央オープン間もないICT化・機械化の進んだ介護の最先端を進む老人ホーム。 私立認可保育園 みどりが丘保育園 子どもたちが元気にのびのびと暮らせる環境を目指す保育園。 | 特別養護老人ホーム
1.外国人雇用を始めてから現在まで、どんな課題がありましたか?
文化・考え方・プライベートの管理に違う部分がありました。
最初は文化であったり、会社の一員として働く上での考え方など根本的に違う部分がありました。あとはプライベートの管理です。ベトナム人なので宗教とかもなかったのでそこは良かったのですが、始めは家に一人で住んでもらう形になるため、家のライフラインの接続や体調崩した時の対応などが課題に感じました。
一番の課題は言葉の壁でした。
介護の仕事なので、ただ作業していればいいというわけではなく、コミュニケーションがすごい大事になってくるので、日本語を話せて初めてスタートラインに立てるという意味では言葉の壁が一番課題に感じました。それに加えて記録もしないといけないのですが、日本語を書くということが難しく、ひらがな、カタカナ、漢字も書かなくてはいけません。それに、介護用語も結構難しく、日本人でも知らない言葉や漢字であったり、用語を覚えないといけないので、結局言葉が一番難しかったと思います。
2.その課題をどのように対応・解決しましたか?
新卒と同じ扱いをすることで会社の帰属意識を高めました。
うちは新卒と同じ4月のタイミングでしか雇用していないので、4月に雇用して日本人の新卒の子と一緒に現場に入れず1か月間まるまる研修をしています。そこで介護から医療的なことまで勉強をしたり、一緒に取り組んでチームワークを学んだり、あとは会社のことを説明したりしています。そこで帰属意識を持ってもらい、会社に貢献するという意識を高めることで考え方を1つにまとめています。
研修の間外国人と日本人の差はなく、むしろ外国人の方がいいかもしれません(笑)。純粋なので(笑)。新卒も純粋ですけど、吸収力とかやってやろうという勢いが全然違います。多少話せなくても、一緒に働いていく中でどんどん日本語を覚えていきますし、結局みんな字を書けるようになるし、言葉を話せるようになるので、今後も期待しています(笑)。
日本語に触れる機会を増やしてコミュニケーションを積極的に取りました。
マニュアルや教科書は特になく、とにかく業務に入ってもらって、一緒に話してもらったり、申し送り(業務を次の担当者にスムーズに引き継ぐために、必要な情報を共有すること)に一緒に出てもらったり、あとは単純に日本語を教える作業をしていました。具体的には交換日記や単語のテストを実施しました。単語テストには申し送りとか仕事上によくでてくる単語を拾い集めてそれをテストしたりしました。とにかく積極的に日本語に触れてもらいコミュニケーションをとっていきました。
3.外国人と働く上で難しいと感じていることはありますか?
やはり言葉の部分だと思います。
とにかく言葉を覚えないと夜勤にすら入れません。フルタイムで働けて、夜勤に入り、そこで記録もできることが正社員になるには必要なため、言葉を理解していないと記録も任せられないので、やはり言葉が一番難しいと思います。もちろん外国人の方も日本語で書いていきますが、記録は今はパソコン上で入力していくという形になるので、できるだけ定型文を作っておいて一言入れるだけで文が出るように工夫しています。
4.貴社が考える外国人と一緒に働くメリットを教えてください。
優秀な外国人と一緒に働くことで日本人の意識も刺激されていると思います。
日本人がいなくなるということで単純に人手の確保というところがまず1つあります。あと、一緒に働いている日本人の意識が外国人と一緒に働くことで刺激されてると思います。それは外国人は生きていくうえでお金が必要になるということでハングリーさや真面目さ、ひたむきさを持っているので、一緒に働いている日本人は影響されてると思います。うちに来ている外国人は全員その姿勢だと思います(笑)。
あと会社全体でダイバーシップをもって動いているので、外国人だけでなく、高齢者や障害者の方たちも一緒に働いていきますというところで健康な日本人だけでなく、外国人もこんなに頑張っているんだとということをみんなに見せることですごい効果はあると思います。
それに単純に負けてられないという気持ちはあると思います(笑)。ベトナムの子で介護福祉士の資格を取った子もいるので、そうするとその子の方がお給料が上がるので、その気持ちはあると思います。将来介護福祉士の資格を持っているといないとでは給料にも差が出てくるので、抜かれているのが目に見えて分かると悔しいと思います。それを知って自分も資格取るという気持ちになった人もいるので、負けてられないという気持ちになるのは間違いなくあると思います。あと、もともとポテンシャルを持った外国人もいるので、ゆくゆくはリーダーになったり、役職が就いてきたときに周りの人たちがどう思うかなっていうのはあります(笑)。
5.今後、外国人採用・雇用について取り組んでいきたいと思っていることはありますか?
育成に取り組んでいきたいと思います。
とにかく育成だと思っています。単純に欠員補充ということではなく、大事に大事に育てて、会社の主軸になる存在になればなと思います。あとやはり日本人の確保が難しくなってきていて、それに加えて質も落ちてきているので、ベトナム人が日本人を補う存在になるだけではなく、主力的な感覚で見ています。この先どんどん伸びっていってくれれば、その先に役職が就いてくると思うので、日本人以上に頑張ってくれればいいなと思います。技術も人間力も高いですし、なにしろ伸びしろが全然違いますね。とにかく成長力がすごくて、いくらでも伸びるのでうちは新卒と同じ扱いをしています(笑)。
あと、特定技能で働ける間に実務者研修の資格を取ってもらって、介護福祉士の資格を取ってもらうことで5年以上働けるような環境を作ろうと工夫しています。そこに向かって全員で頑張っています!
弊社では特定技能の外国人材を多数紹介しております!採用後も企業様、外国人両方の支援を行っていますので、「まだ外国人を採用したことがない」という方でも安心して私たちにお任せください!
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