【特定技能受入企業　介護　実例】最初は消極的だった外国人採用｜ただ真面目に努力をする姿勢から現在は即戦力に

執筆者：Divership編集部｜外国人雇用担当部門

弊社で特定技能外国人の支援をさせていただいております、「社会福祉法人あたご会」様にインタビューをさせていただきました！

1. 今回のインタビュー企業様

2. 外国人採用を考えた経緯を教えてください

人材不足を補うためというのが１番でした。
人手が足りていなかったことや、元々外国人採用に興味があったこともあり外国人採用に目を向けるようになりました。

3. 外国人採用後のイメージの変化を教えてください

はい。正直に言うと外国人採用に興味はありましたが、すごく積極的という訳ではなかったです。　
理由としては、外国人がしっかり働いてくれるのか、また言葉はしっかりと通じるのかという不安を抱えていたからです。

しかし、実際に勤めてめてもらうと、思っていた以上にまじめで、一人一人がしっかり勉強し、教えられたことはそのまま覚えてくれるので、鏡のような子たちだなという印象を持ちました。
先輩たちの日本人たちが教えたこともしっかり覚えるし、逆に間違いを教えたら間違ったままおぼえるという感じでした。（笑）

言葉に関しても、N４を取得することが条件であった子が、うちに来てくれた時にはゆっくり話せば日常会話はまずまずできたんです。本人たちもとても努力して勉強しているので日本語が本当に上手なんです。そういったところから私たちの不安が日々消えていきました。
だからと言って、日本語の面で困ったことがないかというとそうでもなくて、やはりこちらが少し努力して話しかけることはしてました。介護は利用者さん相手の仕事ですが、利用者さんと全部が全部上手くいくかというとそうではなかったです。また、業務において会話だけではなく記録も取るのですが、日本語で文章を作成しなければいけないので、最初はかなり難しさを感じました。

4. 外国人を受け入れる前に準備したことはありますか

はい。初めに宿舎を用意することからはじめました。
というのも、施設が山間部にあり、近くにアパートの類のようなものはないので、空き家を改装して宿舎に改造しました。

あとは、どこの国の子を採用するかも考えました。
考えた結果、仏教国という共通点があることからミャンマーを選びました。また、当時中国やベトナムなどの国では物価が高くなっており、彼らは日本で働くことにあまり魅力を感じていないというお話を聞いていました。そこで、介護業界にはミャンマー人はあまり進出していない時期で狙いやすかったこと・当時は物価が日本の１０分の１だったことも決め手となりました。

また、担当者決めと委員会の立ち上げも行いました。
外国人にとって困ることをスタッフ全員で話し合いを行い、特定技能外国人の受け入れ・育成にみんなで携われるようにしました。JJSから特定技能外国人を受け入れる前から技能実習生は雇っていたので、その子たちから見えた課題や改善点なども生かすことを意識しました。

５．外国人を採用して見えた課題はありますか

はい。課題はいくつかありました。

１つ目
現在ミャンマーの子が１０名いるのですが、いわゆるお年頃の子たちなので、体の調子が悪くなってしまう時があります。そういった際に、普段のコーチャーではなく、女性スタッフがいた方がいいだろうなと思ったりはします。
また、施設が山間部にあるのですが、以前までは都会に住んでいた子たちもいるので生活が不便じゃないかなど、そういった面では気を遣います。

２つ目
寮はもちろん個室ですが、台所などの共有スペースもあります。そこを１０名が使用したり、団体生活になるのでちょっとしたトラブルは起きます。そういう際は、できるだけこちら側で相談を聞くようにはしていますが、基本的にあちらから言ってきてくれるので、大きなトラブルになることはありません。

これは、トラブルというほどでもないのですが、先ほども述べた通り１００％日本語を理解しているわけではないので言葉の壁を感じることはあります。外国の子に共通して言えることなのかもしれないですが、「わかりました」「がんばります」という返事を結構簡単に言います。こちらが、ニュアンスも含めて理解しているものだと思っていると、後で聞くとわかっていなかったということはちょこちょこあります。（笑）

６．外国人採用のメリットを教えてください

真面目というところが一番だと思います。

言わなければやってくれないこともあるのですが、逆に言えばちゃんとやってくれるんです。
また、実際に特定技能外国人の方々は退職することが難しいので、長期的な雇用が可能であるという面では安心しています。
もちろん、人手不足解消にもつながっています。現在１０名全員が夜勤に入ることが出来るくらい戦力になっているので、とても助かります。

７．定期的な取り組みとして行っていることはありますか

現時点でできているわけではないのですが、定期的に全員で買い物に行くことはできないかと試行錯誤しているところです。
先ほど述べた通り、うちの施設が山間部に位置しているので日々の買い物があまり便利ではない（一番近いコンビニでも車で５分かかってしまう）です。そのため、できる限り買い物はまとまっていきたいのですが、それぞれ夜勤に入っていたり、曜日が合わないのでなかなか難しいのが現状です。なので今のところは、買い物は行ける人がまとめて行くようにしています。
他は特になく、要望があったときに合わせて行っています。

８．外国人採用について今後のビジョンを教えてください

はい。現在１０人の外国人を雇用しているため、正直宿舎に関しては現在いっぱいいっぱいです。
なので、正直これ以上の採用は難しいと思います。かといって日本人スタッフを採用できるかというとそれもわかりません。外国人を雇う場合でも、実際には日本人とは違う部分で人件費もかかり負担になるので、現時点では今いる子たちが退職した場合に、そこに補充するという形になると思います。

９．これから外国人採用を考えている企業へのアドバイスはありますか

繰り返しになってしまいますが、私たちも初めは受け入れに対してはどちらかというと消極的でした。

言葉もそうだし、受け入れたらその分その子たちにとられる時間も増えるんだろうな～という想像をしていました。
しかし、雇ってみると真面目で優しく、仏教だからなのか分からないですが、何より利用者さんの事を考えてくれます。上の人を敬うことが出来ていい子たちなので、思っていたより来てもらってよかったなという気持ちになりました。ということを伝えたいです。
正直、手は掛かります。けれど、自分の国から遠く離れた日本に働きに来ているので、寂しいこともあると思うし、現在のミャンマーの情勢を考えると、とても心配しています。そういう中で一生懸命働いてくれているので、私たちも感謝しています。

10. JJSを選んだ理由とJJSに求めること・期待していること

実際に私たちの元には、外国人の採用に関してすごく多くの営業の電話がかかってきます。
なので基本的には「いりません」と一つ返事で切ってしまいますが、「Japan Job School」というので専門学校のようなイメージを持ちました。
ということは後々も雇用につながっていくことも少しだけイメージしていましたので、JJSさんに頼むことにしました。

現在、受け入れ機関として御社と合わせえて２社と現在契約していますが、実際に入管の手続きなどのそういったアドバイスなどそういうのはJapan Job Schoolさんがよく教えてくれる印象があります。

また、オンラインで日本語の勉強の時間を作ってくれるので、うちの子たちにとってとてもいいことだと思います。

今後期待することとしては、うちのミャンマー人スタッフとJJSのミャンマー人の方が定期面談やそれ以外でやり取りした内容を、こちらにも共有して頂ければと思います。やりとりの内容が把握できれば、こちらとしてもより安心することが出来ると思います。

11. まとめ

今回は社会福祉法人あたご会様にインタビューを行いました！いかがでしたでしょうか？

私たちJJSは特定技能外国人の紹介実績1,000名以上、支援実績150名以上の実績を誇る登録支援機関で、外国人だけでなく、外国人を雇用する企業様の支援も行っております！

まだ外国人を採用したことがない、外国人を採用したいけど資料や手続き、外国人の支援などどうしていいかわからないなど不安に思ってらっしゃる企業様はぜひ、弊社にお気軽にご相談ください。