【特定技能介護|実例】トラブルなしの秘訣は「2カ国選定」と「徹底教育」|素直さと積極性が日本人職員の意識を変えた

弊社で特定技能外国人の支援をしている「社会福祉法人 駒どり」様に、インタビューを実施。外国人受け入れ後の変化や、組織運営で工夫されていることなど、エピソードを交えてお話を伺いました。

少子高齢化が進むなか、介護業界における人材確保は喫緊の課題です。そうしたなか、いち早く特定技能外国人の採用に踏み切り、現在はミャンマー人7名、ベトナム人2名の計9名を雇用されている社会福祉法人 駒どり様。

「今まで大きなトラブルは一度もありません」と語る同法人では、外国人スタッフの存在が日本人スタッフの意識をも変え、職場全体に温かい活気が生まれています。今回は、その成功の秘訣と、外国人材紹介でJJS(Japan Job School)を選んだ理由について詳しく伺いました。


目次

今回のインタビュー企業「社会福祉法人 駒どり」様

企業名社会福祉法人 駒どり
  所在地兵庫県神戸市       
  JJSから受入れている
特定技能外国人数   
9名
  受け入れ国籍ミャンマー、ベトナム
  企業説明兵庫県加古川市に拠点を置く、社会福祉法人駒どり。
1997年(平成9年)に設立され、特別養護老人ホームをはじめ、ショートステイ、デイサービス、訪問介護、居宅介護支援事業、定期巡回随時対応型訪問介護看護、小規模多機能型居宅介護、地域包括支援センター、サービス付き高齢者向け住宅など、地域に根差した幅広い高齢者福祉サービスを展開している。

特定技能外国人の採用を検討された背景を教えてください

以前は新卒の日本人職員が固定的に来ていたのですが、次第に採用が難しくなり、常に募集をかけている状態でした。「そろそろ外国人採用を」と考えていた矢先、一人のベトナム人女性が「ここで働きたい」と自ら飛び込んできたんです。

私たちの施設がある地域は、阪神・淡路大震災の頃から多文化共生が根付いている土地柄でもありました。彼女との縁をきっかけに、続いてJJSさんから「近くのコンビニで働くベトナム人男性が介護を希望している」と紹介を受けました。こうした偶然が重なり、本格的な採用へと繋がっていきました。

――多くの紹介会社がある中で、JJSを選ばれた決め手は何だったのでしょうか?

私たちはスタッフに「介護福祉士」を取得してほしいと考えています。法人の資金援助と、JJSさんの学習サポートが両輪となることで、彼らが着実にキャリアアップしていけるようにしたいです。

組織運営で工夫されている点はありますか?

あえて「ミャンマーとベトナム」の2カ国に絞って採用していることです。
国が増えすぎると、宗教や文化、仕組みの違いへの対応が分散してしまいます。今はあえて広げすぎないようにしています。

また、現場での教育として、日本語のルビを打った「特定技能新入職員向け介護マニュアル」を自作しました。学校で学んだ知識を日常業務でも活かせるよう、分かりやすさを追求しています。

――マネジメント面ではどのような体制をとっていますか?

現場では、年齢の近い職員を「お姉さん役」、私(担当者)を「お母さん役」として役割分担をしています。
「ご飯食べてる?」「困ったことはない?」と生活面まで目配りし、リーダーや主任がフォローするように体制を整えています。

外国人スタッフは、職場にどのような変化をもたらしましたか?

彼らの「積極性」には、日本人職員も驚かされています。
先日、地域の商店街を借り切って6年ぶりにお祭りを開催した際、特定技能のメンバーでブースを出してもらったんです。ベトナムの春巻きやミャンマーのジュースを、自分たちで買い出しから準備までして、完売を目指して一生懸命に販売してくれました。

さらに、ミャンマーのスタッフが「私が踊ります!」と自ら名乗り出て、民族衣装で踊りを披露してくれたんです。今の日本の若者だと「私じゃなくてもいいのでは」と一歩引いてしまいがちな場面でも、自ら盛り上げようとする。その前向きな姿に、入居者様も職員も大きなパワーをもらいました。

――日常の業務面ではいかがでしょうか?

最初は日本語に不安があっても、1年も経てば立派な戦力です。
一生懸命に介護に向き合う姿を見て、周囲も「丁寧に教えよう」という雰囲気になり、今では職場全体がとても良い空気になっています。

今後の雇用計画について教えてください

現在は13名ですが、来年度には15〜16名までを目安に採用する予定です。
こだわっているのは、「1職場に2名以上」を配置すること。同じ外国人の仲間がいることで、お互いに励まし合い、孤独を感じずに働ける環境を大切にしたいと考えています。

また、先日は忘年会を行い、景品付きのゲームや焼肉で大いに盛り上がりました。「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」の精神で、乾杯の挨拶も一人ずつ練習したりして(笑)。そうした交流を通じて、法人への帰属意識を高めてもらいたいですね。

介護現場で外国人採用を迷っている方へのメッセージ

今、日本の介護現場は若い世代から見放されようとしています。しかし、外国の若い人たちが、この仕事をもう一度蘇らせてくれていると感じます。

彼らは本当に素直で、勤勉で、自分のことより周りを大事に思ってくれる人たちです。「外国人だから」と壁を作らず、ともに成長できる仲間として迎えてみてください。彼らの一生懸命な姿が、きっと皆さんの施設にも新しい風を吹かせてくれるはずです。

まとめ

今回は社会福祉法人 駒どり様にインタビューしました。この記事で、外国人スタッフの定着率の工夫のヒントを得たり、外国人採用に前向きになったりしていただけたら幸いです。

社会福祉法人駒どり様のように、外国人スタッフが「楽しく、長く」活躍できる環境づくりには、適切なマッチングと入国後の継続的なサポートが欠かせません。

「まずは話を聞いてみたい」「採用後のトラブルが不安」「自社に合った国籍や採用方法を知りたい」という企業様は、ぜひ弊社にお気軽にご相談ください。

改めまして、社会福祉法人 駒どり様、この度はご協力ありがとうございました!

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この記事を書いた人

主に「特定技能」「技術・人文知識・国際業務」「外国人マネジメント」「企業・外国人インタビュー」などの情報をこれから外国人を採用したい企業様向けに発信しています。編集部は外国人の人材紹介と支援を行っているJapanJobSchoolの社員で構成されており、専門家ならではの視点からお届けします。

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