こんにちは。
オフィスワーカーとして外国人を採用したいという企業はたくさんいます。
その際に用いられる技術・人文知識・国際業務ビザ今回は外国人を雇用する際に最も一般的なビザです。企業で働くホワイトカラー職のほとんどはこのビザになります。
この技術・人文知識・国際業務ビザについて、わかりやすく解説していきます!
ビザ・在留資格って何?
ビザと在留資格の意味、違いをご存知でしょうか?
明確には異なるもので
ビザは日本に入るために必要なもの。
在留資格は日本に滞在するために必要なもの。
です。
ですが初めは、ビザ=在留資格 と考えてもらった方がわかりやすいと思います!
今回の技術・人文知識・国際業務は在留資格にあたります。
ですがこの記事ではわかりやすく、なおかつ一般に言われているように技術・人文知識・国際業務ビザという名称を用いていきます!
技術・人文知識・国際業務ビザとは?
技術・人文知識・国際業務ビザとは専門知識や外国人の感受性を使う仕事で取得できる高度人材向けのビザとなります。
採用する外国人の
①大学、専門学校で学んだ知識
②母国の会社で培ってきた経験
③母国の文化および言語に関する知識
と関連する業務であれば従事することが可能です。
つまり「知識」や「経験」が活かされる仕事という部分が重要でそれらを必要としない単純作業や肉体労働であることが明確である業務には従事することができません。
そしてこの技術人文知識国際業務ビザはこれらの条件を満たせば、正社員でもアルバイトでも採用することができます。そして給料は日本人が働いた場合と同等以上の金額が求められます。
飲食店でのホールやキッチン、建設現場での作業などの現場業務を望む場合は特定技能ビザが当てはまるでしょう。
具体的にどのような仕事?
ここからは技術・人文知識・国際業務の各々の具体的な内容を説明します。
技術とは?
理工学や自然科学などの分野における技術を要する業務です。
機会・電気・IT分野のエンジニアや技術者、設計、生産技術、生産・品質管理、商品開発などがあります。
人文知識とは?
法律学、経済学、社会学その他の人文科学の分野における知識を要する業務です。
営業、企画、マーケティング、経理などがあります。
国際業務とは?
外国の文化に基盤を有する思考もしくは感受性を要する関連業務です。
英会話などの語学教師、通訳・翻訳、デザイナーなどです。
具体例
専門学校で、英語や通訳などを学んできた外国人が、宿泊業で通訳・翻訳を兼ねたフロントスタッフで勤務。
➡こちらは大学や専門学校で学んだ知識を活かしている例となります。
もし勤務先のホテルで経理などをする場合は、関連性がないので不許可になる
でしょう。
母国の大学で機械工学を学んできた外国人が、製造業でエンジニアとして勤務
➡こちらも大学で学んだ知識を活かしての雇用となります。
もし工場などのライン業務などをする場合は単純労働にあたるのでできません。
まとめ
いかがでしょうか。
技術・人文知識・国際業務ビザでの採用を考える場合は、初めにその外国人の方の学歴もしくは話せる言語を確認することが大事です。
そして現場業務はできないことに注意しましょう!
藤井 拓海
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