こんにちは。Japan Job Schoolマネージャーの竹村です。

この仕事をしていると、色々な国の方とお会いする機会が増えます。 プライベートも含めると、アメリカ、中国、カナダ、シンガポール、マレーシア、ブラジル、オーストラリア、コロンビア、ニュージーランド、ネパール、インド、スリランカ、ベトナム、パキスタン、ガーナ、などなど様々な国の方とお会いしてきました。

特に、今の様に一定の国の方とたくさんお会いすると、大まかな国民性が見えてくるところもあります。 そこで、あくまで主観ではありますが、今回は留学生から感じる国民性の違いについて書きたいと思います。

女性が活躍するベトナム人

留学生の中で、特に、最近日本に増えているのが、ベトナムとネパールの出身者です。

ベトナムの特徴として女性の社会進出が進んでいる点が挙げられます。

当校にもベトナム人の女性スタッフがおりますが、仕事に関してのアイデアや発言など、積極的にしようとする姿勢が見えます。 ベトナムでは昔から戦争の影響もあり、一家の稼ぎ柱が女性という家庭も少なくなかったそうです。その為、現在も様々な企業で働いている女性が多く、積極的なタイプの女性が多いのかもしれません。 そういう意味では欧米諸国に近い価値観を持っているのかもしれません。

それに比べると、これまでお会いしたベトナム人の男性の方は、比較的ふわふわした印象の方が多い気がします。(笑)

大らかなネパール人

ネパールの方に多いのが、細かいことを気にしすぎず、大らかでフレンドリーなタイプです。

ネパールの街中は交通渋滞も多く、電車が走っていない事もあり、約束の時間に遅れてしまうことも多いそうです。その為、20~30分程度の遅刻では、遅れても咎められることが少ないそうです。(※ここは当校でも修正に力を入れているところです)

逆に良い点として、助け合い精神が強いことが挙げられます。 当校の学生達も、困っている人がいると、自発的に動くことが出来る者が多いです。例えば、物を落とした人に拾って手渡してあげたり、電車でお年寄りが入ってくると席を譲ったりといったことが自然に出来ます。 以前、ネパールで大地震が起きた際も自然と助け合いが出来、世界から賞賛されましたが、日本の震災時の助け合いにも通ずる部分が多いと感じました。

国民性をしると接しやすくなる。

もちろん、その国の方全てがそうではなく、個人差があるのは当たり前です。国籍によって区別や差別せず、個人個人の個性を尊重する姿勢は、今後のグローバル化の中でも必要でしょう。

ただ、それとは別に、その国の国民性や常識などの知識があると、個人個人とも接しやすくなるという利点はあります。会話や接し方の一つのヒントになるかもしれませんね。

The following two tabs change content below.

竹村 友希

過去3000名以上の外国人を指導してきた日本人理解授業を担当する講師。前職の介護職での経験を生かし、日本人の人口の大半を占める高齢者層と、どのようにコミュニケーションをとるべきか、どのような理解が必要かなどをメソッド化し教えている。