こんにちは。Japan Job Schoolマネージャーの竹村です。
今回は、外国人社員の一時帰国について取り上げたいと思います。この話題は、外国人雇用をされていらっしゃる企業様に欠かせない問題かと思います。当校でも授業の題材で取り上げており、学生からの質問も多い内容となっております。
休みの感覚が日本人と違う?
外国人と日本人の休みの感覚で大きく違うのは、休みを取れる期間です。海外ではバカンスと言えば、1か月程度のお休みが当たり前になっている国が少なくない為、日本人のようにハネムーンでも1週間程度のお休みしか取れないことの方が珍しいようです。(私も1か月くらいのお休みがほしいですが…。)
その為、授業で学生達に「日本では会社員になると長くて7~10日ぐらいのお休みしか取れません。」と伝えると、一様に驚愕の表情を浮かべる者が多いです。(笑)同じアジアの国出身と言っても日本からの直行便が無い国が多く、片道2日程かかる国もある為、なるべく長期の休みを欲しがる感覚も理解できます。また、金銭的な問題で学生時代は帰国せず、社会人になってからようやく帰国できるケースも少なくない為、よりその傾向が強まるのでしょう。
逆に、1年の中で毎年決まった時期に帰国しなければいけない、といった学生はこれまで出会ったことはありません。そのあたりは日本人の誤った認識なのかもしれません。
冠婚葬祭には、まとまった休みが必要かも?
一時帰国と言えば、就職を期に母国で結婚をするケースも多いようです。アジアの国々では未だにお見合い結婚が盛んな国も多く、両親に結婚相手を決められているケースも少なくありません。
就職したのだから結婚しろ、と両親にプレッシャーを受けたという声も当校の在校生から聞きました。国によっては、行政の手続きに時間が掛かる国も少なくなく、婚姻届けを提出してから2~3週間待つ国もあり、その間はもちろん帰国することが出来ません。 また、ご家族がお亡くなりになられた際も手続きに時間が掛かるケースもあるらしく、その場合もまとまった休みが必要になるようです。日本人の方もそうですが、特に親御様が急逝された際などは、早急に帰省することが必要になる為、シフトに長く穴を空けてしまうリスクも否定は出来ません。
しかしながら、これから日本もグローバル社会になっていく中で、外国人は日本を理解し、日本人は外国人の気持ちを理解するのは不可欠だと思います。たまの帰国やご家族の不幸などの際には、強い立場にいる日本人側が寄り添ってあげることも必要かもしれませんね。
竹村 友希
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