こんにちは。Japan Job Schoolマネージャーの竹村です。
外国人雇用を検討されている企業様にとって、彼ら外国人が何を考えて日本に来ているのか、日本でどのようなキャリアを考えているのかは非常に貴重かと思われます。
そこで、数回に渡り当校学生の生の声をお届けしようと思います。
第1回目は、ネパール人留学生のSさん(女性)です。
彼女は先日、某ホテルチェーン様にて内定を頂きました。日本に来た理由など色々聞いてみましょう。
インタビュアー:竹村(以下、竹)
回答者:Sさん(以下、S)
※一部翻訳:当校教員パウデル・オム・ナラヤン
竹:まず、Sさんはなぜ日本に留学したんですか?
S:はい、私の母国ネパールでは、大学を卒業しても余り良い就職先がありません。私は母国で大学卒業後、旅行会社でビザ発行のデスクワークをしていましたが、このままではいけないと思い、日本留学を決意しました。
竹:母国で仕事もあったのに、思い切りましたね。親御さんの反対は無かったですか?
S:ネパールでは、海外留学をするのはめずらしいことではありません。経済のレベルが良くない為、より環境の良い国に行きたいのは当然です。私の姉はアメリカに留学して、現地で医者になりました。また、もう一人の姉はオーストラリアで働いています。弟だけが実家で両親の面倒を見ています。首都のカトマンズからバスで5時間もあるので、かなり田舎ですよ。(笑)
竹:なるほどですね。Sさんもですが、お姉さん達もかなり優秀ですね。環境の話がありましたが、日本はやはり母国と違いますか?
S:はい。やはり日本は世界で一番安全だと思います。真夜中に若い女の人が1人で外を歩くのは、ネパールでは考えられないです。(笑) ネパールはそこまで治安は悪くないですが、やはり1人で出歩くのは怖いですね。
竹:Sさんは母国で大学を卒業しているので、英語も話せるそうですが、何故アメリカなど英語圏ではなく、日本に留学したんですか?
S:まずは、日本のホスピタリティを勉強したかったこと、そして日本の治安と国民性に惹かれたのが大きいです。ネパールも助け合いの精神があり、困った人がいれば助け合います。日本の人も、困っている人がいたら助けてあげます。これは、世界でも日本人とネパール人だけの特徴だと思っています。
竹:今回、ホテルの企業様で内定をもらいましたが、ホテルでの仕事を選んだ理由はありますか?
S:元々、母国でも旅行関係の会社で働いていたので、日本でも観光関係の仕事をしたいと思っていました。日本のおもてなしの心、ホスピタリティは世界でも有名です。ハードではなく、ソフトの部分はその国で働かないと吸収できないと思います。
竹:将来の夢は、何かありますか?
S:はい。まずは、今回内定を頂いた企業様で就労ビザが取れたら、マネージャー(支配人)を目指してがんばりたいです。外国人がマネージャーになるのは大変ですが、諦めないでがんばりたいです。
その後のことまでは今は考えるのが難しいですが、もし可能であれば、将来ネパールで自分のホテルを経営したいです。日本のおもてなし、ホスピタリティを母国の人に伝えたいです。ただ、私は日本や日本人が大好きなので、日本に永住することも考えています。もしかしたら、日本人の旦那さんを見つけるかもしれませんね。(笑)
以上、笑顔が素敵なSさんのインタビューでした。
Sさんは面接当日に体調を崩してしまい、熱発して咳もしている状態でしたが、面接ではそのような様子は見せず、一生懸命がんばって内定を勝ち取りました。その姿勢とガッツには、私も頭が下がります。きっと今後もがんばってくれるでしょう。
当校には、このように海外から留学して、日本で就労意欲のある学生がたくさんおります。
手前味噌ではございますが、もしご興味があれば是非一度お問い合わせ頂ければと思います。
竹村 友希
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