1点差の悔しさを乗り越えて。「5年一筋」で介護福祉士に合格できた、職場の支えとこれからの夢

執筆者:Divership編集部|外国人雇用担当部門

「外国人スタッフを採用しても、すぐに転職してしまうのではないか」「自社で国家資格の受験サポートまでするのは難しい」

外国人採用を検討されている介護施設の担当者様から、このような不安の声をいただくことがあります。

しかし、一人の仲間として寄り添う職場環境と適切な学習支援があれば、特定技能のスタッフは長く定着し、国家資格を取得して活躍する人財へと成長してくれます。

今回ご紹介するのは、JJSの紹介で2021年から医療法人春香会に勤務し、今年見事介護福祉士の国家資格に合格したネパール出身のサヌマヤさん。同じ施設で5年間働き続け、今や現場に欠かせない存在となったサヌマヤさんの歩みと、彼女の挑戦を支えた職場の受け入れ体制についてお話を伺いました 。

ネパール出身 サヌマヤさん

・留学生として来日。工場などで働きながら2年間日本語学校に通う。
・学生時代に母国で祖父や父親の介護をしていた経験があり、元々人の世話をすることにやりがいを感じていたことから、特定技能介護での就職を決意。
・2021年10月 JJSの紹介で現在の職場へ就職。
・その後同施設で長く働きながら勉強し、2026年介護福祉士に合格

JJSのスクール事業

ミャンマーとネパールでビジネススクールを運営し、
独自のカリキュラムで即戦力となる人材の育成をしています。
日本語のみならず、日本のマナーや文化についての授業もあるため、定着率の高い人材の輩出を実現しています。

目次

1.「一番の理由は人間関係」――5年間、他の施設に転職しなかった理由

サヌマヤさんは2021年に入社して以来、他の施設へ転職することなく同じ職場で働き続けています。その理由について尋ねると、迷わず「スタッフさんが優しい、人間関係が良いこと」という答えが返ってきました。

今の職場はこれまでの職場で一番働きやすいです。精神的にもきつすぎず、仕事のことだけでなく、自分が困っているときにも色々と助けてもらえます。

5年の勤務の間には、仕事の忙しいときや母国の家族に心配事があったときなどに、「ネパールへ帰りたい」と考えた時期もあったと言います。そんな時、施設のスタッフが「家族はどう?」などといつも気にかけて声をかけてくれたことが、大きな安心感に繋がり、日本で仕事を続ける支えになったそうです。

2.「1点足りなかった」前回の悔しさを経て、周囲と掴んだ合格

サヌマヤさんにとって、介護福祉士の試験は2回目の挑戦でした。1回目の試験では「わずか1点足りず」に不合格となり、当時は非常に悔しく、ショックで眠れない日々もあったと言います。

特定技能のビザの期限があるため、サヌマヤさんにとって今回の試験は合格しなければ帰国しなければならない、最後のチャンスでした。職場のスタッフもその状況を知っており、「帰国してほしくない、合格してほしい」と強く願って応援していたそうです。サヌマヤさんの合格を祈願するために、わざわざ神社で祈祷をしてくれたスタッフもいたとか!

また、施設側はサヌマヤさんの挑戦を組織的にバックアップしていました。 サヌマヤさんが試験勉強のためにJJSのオンライン授業(介護福祉士受験対策講座)を受講していることを把握し、授業がある日に合わせてシフトを調整。現場のリーダーが授業の日程を事前にメモし、事務所へ連絡して確実に勉強時間を確保できるように配慮していたそうです。

「過去は変えられないので、将来を信じて勉強しました」と語るサヌマヤさん。JJSが提供する参考書籍やオンライン授業を活用し、先生や周囲から励まされながらモチベーションを維持し続けました。そして合格が判明した際、自分のことのように喜んでくれた施設のスタッフや利用者様から、お花やお菓子などのギフト、美味しいごはんが贈られ、温かく祝福されました。

3. 介護福祉士として目指すケアと、10年後のネパールへの想い

国家資格を取得したサヌマヤさんは今、学んだ知識を日々の業務に活かしています。

利用者様はそれまで別々の生活を送られてきた方々です。一人ひとりに人生があるので、その背景やライフスタイルに合わせたお世話(個別ケア)ができたらと思っています。忙しい現場では理想通りにいかない難しさもありますが、可能な限り個々の尊厳を尊重したケアを目指しています。

そんなサヌマヤさんには、これから日本でキャリアを積み、いつか母国ネパールへ帰って叶えたい明確な夢があります。それは、ネパールで高齢者や病気に対する正しい知識を広めるという活動です。

日本で介護を学ぶまで、お年寄りが同じことを何度も言ったりするのはワガママなのかなと思っていました。でも、それは本人の意志ではなく、年齢や病気によるもの(認知症)で、本人はコントロールできないのだと学びました。ネパールにはまだ介護施設が少なく、家族が家で面倒を見ていますが、この知識があればみんなが喧嘩なく、お互いに優しく仲良く暮らせるようになります。そのための知識を母国で広げていきたいです。

【まとめ】長く定着し、共に歩むためのパートナーとして

サヌマヤさんが現在の施設で5年間一筋に働き続け、国家資格を取得できた背景には、彼女自身の熱意だけでなく、受け入れ企業側の以下のような素晴らしい姿勢がありました。

  1. 困りごとや家族の心配事に寄り添い、疎外感を感じさせない人間関係
  2. 資格取得に向け、組織的にシフト調整を行うなどの実質的な配慮

また、サヌマヤさんが特定技能としてこの施設で働き始める初期の段階(試験の申し込み方法や必要書籍の案内など)から、JJSのネパール現地スタッフを含めた手厚いサポートが機能していました。

JJSでは、志が高く、長期的なキャリアビジョンを持った優秀な外国人財のご紹介から、入国後の登録支援、そして働きながら国家資格を目指せる学習環境(JJSクラス)までを一貫して提供しています。外国人スタッフの採用や定着、育成にお悩みの採用担当者様は、ぜひ一度JJSにご相談ください。

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この記事を書いた人

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