会社の期待に対し「できません」とは言いたくない。だからこそ準備を重ねています。 宿泊特定技能2号合格者インタビュー

Japan Job Schoolが支援する、ネパール出身のキサンさんは、山梨県の旅館「梅ぞ乃」で働きながら、宿泊分野の「特定技能2号」試験に合格されました。3年以上の勤続を経て、いかにして難関資格を取得し、現場の戦力であり続けているのでしょうか。ご本人の言葉から、その秘訣を紐解きます。
プロフィール

ネパール出身 キサンさん
・2018年4月 留学生として初来日。日本語学校に2年間通った後、専門学校に進学。アルバイトをしながらITを学ぶ。
・母国ネパールの家族の事情で専門学校を1年半で中退し帰国。
・帰国後も日本で得た経験を「最後まで生かす必要がある」「将来何かの役に立つはず」と感じ、再来日を決意。
・2022年7月 特定技能で再来日し、現在の職場である梅ぞ乃に入社。以来4年近く同職場で働き続けている。
1. 長期の定着を叶えた秘訣
4年近く、一度も辞めずに働き続けられた理由
外国人材の早期離職が課題となる中、キサンさんが4年近く働き続けられた一番の理由は、彼自身の「諦めずに努力を重ねる真面目な性格」でした。長く続けられた理由について、本人は次のように語っています。
小さい頃から、どんなことでも諦めるよりも、そこで頑張って結果を得ようと努力する性格でした。そうした性格があったからこそ、約3年間働き続けることができたのだと思います。
どんな仕事でも慌てず、努力して続けていけば、成功は後から徐々についてくるという考えを持っています。だから、大変なことがあっても挑戦し続けようと心がけています。
こうした本人の真面目な努力を最大限に引き出したのは、職場側の「心理的安全性」の高い環境でした。具体的にどのようなコミュニケーションが取られていたのでしょうか。
分からないことがすぐに質問できる環境
キサンさんは、入社当初から「分からないことをすぐに聞ける環境」があったことが、働きやすさに繋がっていると語ります。
自分から100%の力を出せば、職場の人が『ダメだ、教えない』と言うようなことは絶対にありません。
仕事で分からないことがあれば、すぐに先輩や社長に質問します。その場で教えてくれたり、分からないことは後で調べて詳細に教えてくれます。
入社直後の外国人スタッフにとって、「質問しやすさ」は不安を取り除く上で非常に重要です。梅ぞ乃では、質問に対して「調べてでも必ず教える」という手厚い体制が整っており、これがキサンさんに強い安心感と信頼感を与えています。

業務以外のコミュニケーション
業務上のサポートに加え、職場には「家族のような関係性」が築かれており、トップである社長とも日常的に幅広い会話を交わしているそうです。
会社は小規模なので、家族のような感覚です。社長はクリケット(スポーツ)が大好きで、休み時間にはゲームの話をしたり、ネパールの最近のニュースについて話したりと、とてもフレンドリーで親密な関係です。
日常的な雑談を通して築かれた信頼関係があるからこそ、仕事で困った際にも社長や同僚へ緊張せず何でも質問できる、風通しの良い環境が自然と生まれているのです。

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2. 周囲からの支援と2号への合格

2度の2号試験
特定技能2号への挑戦は決して簡単なものではなく、キサンさんも一度目の試験では不合格を経験しています。しかし、彼はそこで諦めませんでした。
1回目の試験で失敗して自信が下がるのではなく、逆に高まりました。自分の弱点がわかったので、次はそこをカバーしてくるという自信を持って臨み、不合格になる疑いは全くありませんでした。
この失敗をバネにする本人の前向きな姿勢に加え、彼の再挑戦の背中を力強く押したのは、職場からの温かいサポートでした。
試験合格に向けて、企業からのサポート
試験への挑戦にあたり、梅ぞ乃では分からないことを質問しやすいという学習面のサポートだけでなく、精神面とも手厚いバックアップが行われました。
社長さんたちも『君にできないことはない。基礎(ベース)もある。だから君ならできる。一度挑戦してみなさい。できないことはない。努力して成功するということは、一回目はダメかもしれない、二回目もダメかもしれない、でも(最終的に)成功は100%手に入るから挑戦しなさい』と、後ろから励まし続けてくれていました。
こうした現場の温かい伴走型サポートに加え、企業だけでは手が回りにくい事務的な手続きについての、支援機関によるバックアップもありました。
支援機関からのサポート
過去問の提供など学習面のサポートに加え、複雑な受験手続きも支援機関(JJS)がしっかりとカバーしました。
サポートには100%満足しています。不満な点は全くありません。クレジットカードを持っていなかったので、最初の試験申し込みの支払いを代わりにやってもらえたのが助かりました。
本人の真摯な努力、企業の家族のような伴走、そして支援機関の痒い所に手が届くサポートの連携が、特定技能2号合格という大きな結果をもたらしたようです。
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3. 将来のビジョンとメッセージ

2号合格後、仕事への意識の変化
特定技能2号に合格し、長期的なキャリアが描けるようになったことで、キサンさんの仕事に対する責任感はさらに強まっています。今後の自身の役割について、彼は力強く語りました。
特定技能2号になったことで、自分の役割は大きくなってくるでしょう。会社からの期待も上がっていると思います。だからこそ、任された後に『できません』と言うことがないように、しっかりと準備をしておきたいと考えています。
単なる現場のスタッフから、マネジメントも担う中核人材へ。こうした頼もしい意識の変化は、新たな目標への原動力にもなっています。
これからの目標や日本へのキャリアプラン
宿泊業でより上のレベルを目指すにあたり、キサンさんは「英語力の向上」を次の目標に掲げています。
台湾や香港からのインバウンドのお客様が増えており、英語での対応が必要になっています。自分の英語力を磨いてプラスの強みにし、ステップアップして会社に貢献したいです。
ビザの切り替えが終わったら、妻を日本に呼び寄せる予定です。今後もしばらくは日本で経験を積み、長く働きたいと考えています
家族を呼び寄せ、腰を据えてインバウンド対応の最前線に立とうとする姿は、宿泊業にとって非常に心強い存在です。最後に、キサンさんから日本の企業へ向けたメッセージを紹介します。
外国人採用に悩む企業さまへメッセージ
「外国人を雇うのは不安だ」と悩む経営者に対し、特定技能2号へのステップアップを体現したキサンさんは、「見極め」と「サポート」の重要性を訴えます。
外国人がみんな悪い(問題がある)わけではありません。面接の段階で、その人の考え方やビジョンを見て、真面目な良い人材をしっかり見極めてください。良い人材を見極めることができれば、必ず会社に良い結果をもたらしてくれるはずです。
そして、もし『長く働いてほしい』と願う真面目な人材を見つけたら、ぜひ彼らを信じてサポートしてあげてください。
外国人材の採用や定着に不安を抱える企業は少なくありません。しかし、キサンさんの事例が示すように、面接の段階で真面目な人材を見極め、彼らを信じて寄り添うサポートを提供すれば、必ず定着し、企業に良い結果をもたらしてくれます。単なる労働力としてではなく、宿の未来を共に創る「中核人材」として迎えること。それが、外国人材の採用を成功に導く最大の秘訣です。

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