「アルバイトとして働いてくれている外国人のカナルくん。
いつも真面目に働いてくれて、他の外国人アルバイトたちを取りまとめるリーダーもしてくれて本当に助かっている。カナルくんを社員にしたいけど、できるのかな?正直ビザとかよく分からない。。」

外国人アルバイトの多い外食業のオーナーさんからこんなお悩みをよくお伺いします。
優秀で信頼関係もある外国人アルバイトにはぜひ社員として長く働いてもらいたいですよね。
今回は、「外食業界で外国人アルバイトを社員として採用する方法」について解説します!

外国人アルバイトを社員として採用するには?

外食業で外国人アルバイトを社員として採用する方法は技術・人文知識・国際業務(技人国ビザ)と特定技能ビザの2つあり、それぞれ申請できるビザの種類が異なります。
それぞれどんな特徴があるのでしょうか。

技術・人文知識・国際業務(技人国ビザ)

技術・人文知識・国際業務(技人国ビザ)とは

技術・人文知識・国際業務とは、略して技人国(ぎじんこく)ビザとも呼ばれ、専門的知識や外国人特有の語学・感性を生かせるようないわゆるホワイトカラー向けの在留資格です。

外食業であれば、例えば複数店舗を有する企業でのマーケティング職やスーパーバイザーのようなポジション、営業職や会計業務などを担当する場合に技人国ビザを検討することができます。

技術・人文知識・国際業務(技人国ビザ)のメリット

何年でも雇用継続できる

技人国ビザの在留期間は、3カ月/1年/3年/5年のいずれかです。
在留期間を延長する更新の手続きは回数制限が無いため、更新を重ねることで長期的に雇用し続けることが可能です。

家族滞在ビザが認められる

外国人労働者の家族(配偶者・子ども)の家族滞在ビザを申請することが可能です。

長期間の雇用と家族と一緒に滞在できる体制が整うので、安定的に長く働いてもらえる可能性が高くなります。

技術・人文知識・国際業務(技人国ビザ)のデメリット

大学や専門学校で学んだ内容が重要

技人国ビザの申請には外国人が大学や専門学校で何を学んできたかが重視されます。

アルバイトとしていくら優秀で信頼のある外国人でも、担当する業務を遂行するのに相応しい分野の履修経験が無いと技人国ビザの申請はできない可能性があります。

特定技能ビザ

特定技能ビザとは

日本の労働人口不足を解消するため2019年4月にできた新しいビザです。

外食業技能測定試験に合格し、日本語能力検定(JLPT)N4以上に合格している外国人であれば申請することができます。

特定技能ビザのメリット

現場での就労が可能

担当する業務内容と学校での履修内容が重視される技術・人文知識・国際業務(技人国ビザ)に対して、特定技能ビザではホワイトカラーのような業務以外にも現場作業などの単純労働で就業することができます。

特定技能ビザのデメリット

最大で5年間

特定技能ビザは最大で5年間の受け入れ上限があります。
長く働きたい、働いて欲しいと思う外国人スタッフには短期的な雇用となります。

家族滞在ビザが認められない

外国人労働者に配偶者や子どもがいて一緒に日本で住みたい場合でも家族滞在ビザが認められません。

受入れ機関の支援

特定技能外国人を雇用する企業(受入れ機関)は支援計画に基づき職場生活、日常生活、社会生活においての以下の支援をしなければいけません。

  • 入国前の生活ガイダンスの提供
  • 外国人の住宅の確保
  • 在留中の生活オリエンテーションの実施
  • 生活のための日本語習得の支援
  • 外国人からの相談・苦情への対応
  • 各種行政手続きについての情報提供
  • 非自発的離職時の転職支援

また、特定技能外国人を雇用した後も定期的に支援報告としてA4用紙10枚程度の報告書を作成し提出しなければいけません。

このような支援を自社で行えない場合は「登録支援機関」に委託することになります。

詳しくは『【特定技能】支援は、自社でやるべきか?登録支援機関に委託をするべきか?』でご説明していますのでご参照ください。

まとめ

技術・人文知識・国際業務(技人国ビザ)と特定技能ビザの特徴を比較しました。
それぞれの特徴を理解し、自社や募集したいポジションに合った方法で雇用することがポイントです。

具体的な相談や詳細を確認したい方は無料相談を承っております。
登録支援機関のサポートもしておりますのでお気軽にお問い合わせください。

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JapanJobSchool広報チーム