こんにちは!
Japan Job School教員の竹村です。
早いもので、今年度もあとわずか数日となりました。
当校では昨年1年間で、202名の学生が内定を頂戴致しましたが、昨年度の新卒学生達も社会人1年目が終了しようとしています。
そんな中、先日、企業様で就労している当校の卒業生達に会う機会がありました。
それぞれ職場では欠かせない戦力となっており、他の従業員の方達とも良い関係を築けているとのことでした。
外国人労働者といえば、すぐ仕事を辞めてしまう、酷いケースですと即日退社といった話もよく聞きますが、今回の成功事例はどのような点がポイントだったのでしょうか?
職場の方、また本人達から聞いた事柄から紐解いていきましょう。
①Kさんのケース
ネパール国籍のKさんは専門学校を卒業後、当校に入学。現在は静岡県の宿泊業様で就労中です。
現在はシフトの中でもリーダー的なポジションで活躍しており、日本人のアルバイトスタッフの方に指示出しもしています。職場の方曰く、「Kさんがいないと職場が回らない」との事です。
彼女の場合、元々の日本語会話能力に非常に秀でており、職場の方に溶け込むのもスムーズだったそうです。職場の方と一緒に愚痴を言ったり、コミュニケーションがしっかり取れることは、仕事が続くか否かで非常に重要でしょう。
殻に閉じこもってしまったり、同国人としかコミュニケーション能力が取れないと職場での孤立に繋がってしまいます。
彼女本人も「(会社の)周りの方は良い人ばかりです。国に関係なく接してくれます。良い会社に就職できて幸せです。」と笑顔で話してくれました。
②Sくんのケース
ネパール国籍のSくんは当校を卒業後、千葉県の建設企業様で現場の外国人リーダーとして勤務しています。
職場の方からの評価もすこぶる良く、非常に頑張ってくれているとの評価を得ています。
こちらの企業様では、南米系の外国人の方を以前から雇用されていらっしゃいましたが、今回ネパール人を雇用してみて、その勤勉さに驚いたと仰って頂けました。
本人も「仕事は大変な時もありますが、めげずにがんばっています。」と前向きな言葉を聞く事ができました。
※大切なのは、役割を与えること
以上の2例から伺えるのは、職場で役割を与えることが大切だということでしょう。
日本人もそうですが、ただ組織の歯車だとやりがいが無く、仕事に対する満足感も得られにくいと思います。半面、自分だから出来ること、自分の能力を発揮できるポジションを得られれば、仕事に対する満足感も得られると思います。
もちろん、その為には本人のやる気や能力も必須ですが、雇用する側も外国人という色眼鏡で見るのではなく、本人の適正や能力を見極め、それにあった役割を与えることが求められているのだと思います。
竹村 友希
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