こんにちは。Japan Job Schoolマネージャーの竹村です。
先日、9/21のNHK WEBニュースにて「タトゥー隠して」ラグビーW杯で国際団体が呼びかけ、という記事が掲載されていました。
来年、ラグビーワールドカップが日本で開催されるのは以前、当ブログでも取り扱いましたが、それに先立ってラグビーの国際統括団体が選手やサポーターらに対し、公共のプールなどでタトゥーを隠すように呼び掛けていることが分かりました。
これに対し、各競技団体は理解を示す一方で、一般人からはツイッターなどで戸惑いの声が上がっているそうです。中にはマオリ族にルーツを持つ方など、宗教的な理由でタトゥーを入れる方もおり、簡単に結論が出る問題ではなさそうです。
暴力団を連想させる?
タトゥーに関しての議論は最近いろいろなところで目にします。日本でも近年、20~30代の若者にタトゥーがファッションとして広まりつつあり、海水浴場など以前はタトゥーが禁止されていた場所でも解禁される動きが広まってきました。 それと同時に、家族連れからは治安の面で不安視する意見が出たり、集団で騒ぐ人もいる為か、近隣住民から騒音のクレームが出ることもあるそうです。
私個人としては、約20年に渡りハードロックやヘヴィメタルを愛聴していることもあり、タトゥーがあるからといって悪く見る向きはありません。日頃、外国人と接していると、非常に真面目そうな人でもタトゥーを入れていたりと、海外ではあくまでファッションとして定着しているようです。
日本でタトゥーが敬遠されるのは、かつての暴力団のイメージが色濃く残るからでしょう。 特に年配の方程、そのあたりの拒否反応は強いかと思います。
以前、海外でタトゥーを入れるのがまだ一般的ではなかった頃、映画「ブラック・レイン」を見た海外の観客が日本の暴力団役の役者が上半身にびっしり和彫りの入れ墨(映画ではおそらくメイクですが)をしているのを見て非常に驚いたそうですが、今では海外の方がすごいタトゥーを入れていますよね。(笑)
見た目だけでなく、中身を見てあげる
確かに、接客業など、直接お客様と接する業種ではタトゥーを入れた人を採用できない、など個別の事情があるのは致し方ないでしょう。ただ、タトゥーを入れているだけで入場禁止、といったような対応は人権的に見ても少しおかしさを感じませんでしょうか。
実際に、私の知り合いの方でタトゥーを入れている人がいますが、それによって何か問題行動をおかしているかというと、そうではありません。むしろ、人間性的にもとても良い人だと思っています。
日本ではタトゥーを入れていると、多少色眼鏡で見られてしまうのはどうしても避けられないかとは思いますが、それだけで人間性まで悪く見られてしまうのはおかしいと思います。文化と言ってしまえばそれまでですが、そこを受け入れていくのも多様性を寛容していくことに繋がるかもしれませんね。
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