厚生労働省から公表された『「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和3年10月末現在)』によると、外国人を雇用する事業所数は 285,080 か所で、前年比 17,837 か所増加し、コロナ禍にもかかわらず、最高を更新しています。

このように日本全体では外国人雇用が増えている一方で、地方企業からは「なかなか募集しても応募が集まらない!」そんな声が少なくありません。

現在、海外からの技能実習生の入国がまだ活発化しておらず、人手不足が逼迫している状況のため、国内在住外国人の売り手市場となっております。そのため、地方にいる技能実習修了者が都会で特定技能外国人として働くという流れが主流になり、地方の企業様で特定技能外国人を集めることが難しくなっているのです。

今回は、それでもなんとか優秀な人材を確保したい地方企業様に、ぜひとも「寮を設けて、特定技能外国人の手取り金額をできるだけ増加すること」をおすすめしたいと思います!

特定技能外国人の傾向・求める手取り金額

地方で経験を積んで、関東へ転職

現在関東就職希望者が増加している傾向があります。また、N3以上の方は関東での内定、N3未満の方は地方での内定が出ている傾向がございます。
関東希望の求職者様が増加している一つの要因としては、1年ほど地方で勤められた方が1年の就業経験から関東の施設様へ転職活動をされる流れが出てきたためです。そのため、地方の企業様は関東へ転職をされないように、関東で就職する以上の手取り金額を提示する必要があります。

特定技能外国人の2分化

月300名以上の特定技能外国人からのお問い合わせいただく中で弊社では、特定技能外国人は大きく2つのパターンに分かれると思っています。

①特定の地域(主に関東)で働きたいパターン
②手取り金額が高ければどこでも構わないパターン


また、②手取り金額が高ければどこでも構わないというパターンの特定技能外国人は寮のある企業にしか就職しないという希望を持っている方も多いです。
こちらは物件契約時の初期費用を抑えたい、月々の家賃を抑えたい、日本で物件を契約したことがないので怖いと考える外国人が多いためです。
また、技能実習制度においては外国人の住居費負担は2万円以下という定めがあるため特定技能外国人においても寮費や住居費は2万円以下を求める方が多いです。

関東で就職する以上の手取り金額って、いくらぐらい?

①特定の地域(主に関東)で働きたいパターン の特定技能外国人を、地方で採用することは困難、かつある一定期間努めたら結局関東の企業に転職する可能性が非常に高くなります。

②手取り金額が高ければどこでも構わないというパターンの特定技能外国人を確保するには、関東で就職する以上の手取り金額を提示する必要があります。そのためには、家賃を引いた手取り金額が約14万円~15万円以上の水準であることが必要です!

外国人が関東圏で就職した際の家賃相場は5万円~6万円程度となります。その後、家賃を引いた手取り金額は約14万円~15万円となることが多いため、寮の提供をし寮費を2万円以下にすることで15万円以上の手取り金額を実現できれば、地方企業でも人材獲得競争で勝機が見えてきます。

寮を設けた上で、さらに手取り金額を増やす求人戦略

以下に人材獲得競争に勝つための求人戦略を2つご紹介させていただきます。

1 ボーナスの一部を月額の給与に加算

ボーナスで支給する金額を少し抑えて、それを月々の給与で支給することで、月額の手取りを上げることができます。外国人の方は、特に1年後の10万円より今日の1万円を取る傾向があります。

2  残業時間の増加による給料の割り増し

残業の時間を月20~30時間程度でも設けることで、月額の給与を上げることが可能です。

最後に

優秀な特定技能外国人を採用したい、でもなかなか応募が集まらない、そんな地方企業様のお声を多くいただきます。当校では、これまで全国各地の企業様に特定技能外国人の方を送り出してきた経験をいかし、どんな求人であれば外国人が魅力を感じるのか?応募につながりやすいのか?そんなノウハウを生かして、求人票の作成のご相談にも対応させていただくことが可能です。

関東圏の企業様ももちろん、地方の企業様も、優秀な特定技能外国人採用を諦めないでください!!!!Japan Job Schoolにお力になれることがありましたら、お気軽にお問い合わせください!

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大路菜々海

■出身地:静岡県                             ■大学:神田外語大学 外国語学部                     ■大学時代、一年間休学しワーキングホリデービザでカナダのイエローナイフへ。オーロラのツアーガイドを経験し、異国の地で働く大変さを経験。同時に、いろんな価値観を持った海外の人たちと出会い、人生を変えてもらった。「国籍関係なく、自分がかかわる人を幸せにしたい」そんな気持ちを持って、前職ITコンサル業から転職を決意し、株式会社JJSに入社!