こんにちは!Japan Job Schoolスタッフのハーと申します。
ベトナム人の留学生で、現在、武蔵野大学の2年生です。今後ベトナム人留学生の視点から見た日本に対する自分の意見や発見を色々シェアしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
今回は日本のじゃんけんというゲームについて、私個人の意見を述べたいと思います。
私は来日して初めて異文化を接せることができました。素晴らしいこともあれば、不思議だと思っていることもたくさんありました。その中に面白くて不思議だと思っていることが一つあります。それは日本の「じゃんけん」というゲームです。
私の日本で最初のじゃんけん体験!
初めて海外に出た私がゲームをしようと学校の日本人の友達に誘われた時に、「日本のゲームって知らないわ」と困った顔をしながら、同国人の先輩に助けを求めました。すぐに先輩が「じゃんけん」というゲームを提案してくれました。
そして初めて日本のじゃんけんを体験することになりました。ルールはベトナムのじゃんけんとほぼ一緒だがかけ声や雰囲気が違っていることを気づきました。遊ぶメンバー皆一斉に掛け声をかけ、楽しそうな顔でゲームを盛り上がりました。そして私は初めて他のクラスメートとの距離が縮めた気がしました。とても楽しかったです。
ベトナムと違っている日本のじゃんけん!
そして、日本で生活をしていく間、日本のじゃんけんは本当に人気があることを気づいたのです。ベトナムではじゃんけんはただ子供がよく遊ぶゲームの一つです。特に幼稚園や小学校の子供たちが学校の休憩時間によく遊んで、フレンドシップをより深く築いていくような活動だと思われているのです。だんだん年を取ると遊ばなくなり、ルールさえ忘れてしまうという方も多数いるようです。そのため、日本のじゃんけんをしながら「懐かしいなあ」という気持ちが止まりませんでした。
しかし、ベトナムと違って、日本のじゃんけんは年齢を問わず絶大的に人気があるようです。子供たちが遊ぶようなゲームだけでなく大学生や若者、そして社会人もじゃんけんで会議やパーティーなどを盛り上がっているのです。一緒の「グー、チョッキ、パー」で様々な場合で使われています。
ただ楽しめたいだけでなく、何かを決めたい時に使われている決断方法の一つです。それは自分にとって良いことも、よくないことも、自分がやりたいかやりたくないかも関係なく、神様に任せてしまおうというのです。それはやりたい人がいるかどうか、じゃんけんで決めらえた人が適切かどうかにもかかわらず、神様に選ばれた人だと受け入れるしかありません。
具体的な例を挙げると、学校ではグループリーダーを決めるとき、当番を決める時、発表する人を決める時にじゃんけんという方法がよく使われています。会社では本日の会議ではだれが発表するのか、飲み会ではだれが支払いするのか、だれが上司を話すのかなどという場合に適用されるのです。そして、家族では残った最後のケーキ-はだれが食べるか、今日はだれが買い物に行くかなどの場合です。
日本人がなぜじゃんけんが好きになるのか?
在日する外国人の私はなぜ日本人がじゃんけんを好んでいるのかを疑問に思いました。友達に聞いたところ、じゃんけんは協調性の和の概念だよと言われました。よく考えると、確かに自分の意見、決めたことがなかなか発言できない人も少なくありません。それは自分に自信がないという人もいれば、自分の意見が回りの人の意見にぶつかるのではないかと空気を読んでくれている人もいるだろう。そして、時間も無駄にしないし、個人の意見だけを取り入れるわけでもないし、とても楽だという声もありました。そう考えてみると、確かにじゃんけんが一番いい方法になるかもしれないのです。
しかし、なんでも神様に任せてしまうと自分のやりたいこと、自分の意見を積極的に発言する機会を失ってしまっているのではないかと私は思っています。やりたかったがじゃんけんで負けたからしょうがないと思うのではなく、自分の主張、そして自分の意見が積極的に発言をするという時代がやってきているのではないだろうか。
そういう風に思っている私もただ個人の意見で、じゃんけんがあってよかったと思った時も少なくありません。ですから、自分の意見を発言しながらじゃんけんを楽しみましょう。
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