こんにちは!
Japan Job Schoolの竹村です。
12月のことですが、10月に当校を卒業した学生がスクールに訪問してくれました。
彼女は東京のホテルに就職しフロントスタッフとして働いていたのですが、仕事で使う漢字が難しく、仕事で後れを取ってしまうことに悩んでいたようです。
そこで、当校の松里先生の提案で漢字の特別講座を開く事となりました。
彼女がこの2か月でどれくらいレベルアップしたのか、追ってみましょう。

今回の相談者のPさん(仮名・ネパール国籍)
※日本の会社はとにかく漢字が必要
彼女の就職したのは都心のシティホテル、お客様の半数以上は外国人のお客様らしいです。本人もそんな状況に高を括っていたのか、自分の英語・日本語のレベルであれば仕事も問題ないと思っていたようです。
しかしながら、入社してみると社内文書はほぼ100%が日本語で、本人も面喰っていたようです。特に漢字が彼女の理解力では難儀していました。
非漢字圏の学生にとって、漢字の習得は非常に大きな壁になっています。留学生の中にはそれを理由に、漢字を覚えることを半ば諦めてしまっているように映る者もおります。
確かに私たち日本人も「アラビア語を覚えろ」と言われたらかなり難しいので気持ちは分かりますが、社員として働く上で漢字能力は必須事項でしょう。
※ホテルで必要な漢字を特訓
そんなこんなで、1月の半ばより彼女の計4回に渡る漢字特別講座が始まりました。
漢字を全範囲覚えるのは難しいので、まずは宿泊業に関係ある言葉を覚えていくところからスタートしました。例えば、「宿泊」「予約」「大浴場」「室料」などです。また、お客様の住所などが読めるように47都道府県の漢字の読み方・書き方などを特訓しました。
最初は四苦八苦しており、音読み・訓読みなどにかなり手こずっていたようです。また、宿泊業に関係ある漢字だけでも範囲が広く感じていたようで、飲み込むまでに時間を要していました。
しかし、仕事が終わって帰宅後もがんばって、コツコツと勉強居続けていたようです。
その結果、4回目の授業(2月上旬)では43都道府県の漢字を正解できるようになりました!学生時代にも彼女はがんばり屋さんでしたが、社会人になってからもそこは変わっていなかったようです。
もちろん当校のフォローだけではなく、就職先の企業様でも漢字教育には力を注いで頂いており、バックアップ体制が出来ていたのが大きいと思います。
※教育次第で何とでもなる
このように、外国人雇用には言葉の壁という部分が付いて回るのは否定できないでしょう。
しかしながら、受け入れる企業様のバックアップ、また本人のがんばり次第で克服出来ることも事実だと思います。
当校では、このように内定・就職後のバックアップも出来る範囲で対応していこうと思っております。
何かご要望等ございましたら、お気軽にお問い合わせください!

takemura
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