こんにちは。Japan Job Schoolマネージャーの竹村です。

前回まで特集していた学生インタビューシリーズは一旦お休みにして、最近話題になっている特定技能ビザについて述べたいと思います。

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特定技能ビザとは

日本では、これまで移民の受け入れを行っていません。その為、技能や専門知識を持たない外国人の単純労働をアルバイト以外では禁止していました。

しかし、昨今の人手不足に日本人だけでは対応出来なくなった結果、下記の業種においては単純労働を解禁する動きが出来ています。(尚、現在は検討段階の為、まだ確定ではありません。)

【特定技能一号】

・介護
・建設
・造船
・自動車整備
・航空
・宿泊
・ビルクリーニング
・農業
・漁業
・飲食料製造
・飲食
・素材形成
・産業機械製造
・電子、電気機器

【特定技能二号】(上記一号の中で、在留資格更新・家族滞在が認められるもの)

・建設
・造船
・自動車整備
・航空
・宿泊

人手不足の日本

上記の業界では、慢性的な人手不足が懸念されています。私も以前、医療・介護関連の会社で働いていましたが、やはり人が集まりにくい状況でした。

日本では労働生産人口が1997年を境に減り続けており、今後も改善の見込はありません。逆に有効求人倍率は上がり続けており、人手不足になっている企業様は至る所にある状況です。

現在、外国人の単純労働は先述したアルバイトの週28時間以内であれば認められている状況です。ここの労働力になっているのが外国人留学生です。日本人の学生に敬遠されがちなコンビニバイト、工場のライン作業などで活躍しています。ただ、それだけでは対応しきれなくなったというのが背景にあるでしょう。

何年働けるのか、能力の水準は?

企業様が気にする点はこちらでしょう。閣議決定では以下の様になっています。

期間

【特定技能一号】 最長5年
【特定技能二号】 更新可能。永住も視野に入れた長期滞在が可

能力

【特定技能一号】 即戦力として対応可能な経験・知識、日常会話レベルの日本語(試験有)
【特定技能二号】 未定

家族滞在(ビザ所持者の家族を母国から呼び寄せ、日本に一緒に住む事)

【特定技能一号】 不可
【特定技能二号】 可

特定技能と就労ビザ・技能実習生との違い

現在、多くの留学生が取得を目指している就労ビザ、また技能実習生(日本の技術を勉強し、母国に持ち帰る制度)との違いですが、特定技能とは以下の違いがあります。

学歴

【就労】 母国・日本の大卒、職種に合致する日本の専門学校卒、などの学歴が必要
【技能実習】 18歳以上であれば不問
【特定技能】 一号・二号とも学歴は不問

期間

【就労】 1年・3年・5年のどれか。更新が可能な為、永住も視野に入れた長期滞在が可
【技能実習】 18歳以上であれば不問
【特定技能一号】 最長5年
【特定技能二号】 更新可能。永住も視野に入れた長期滞在が可

家族滞在

【就労】 可
【技能実習】 不可
【特定技能一号】 不可
【特定技能二号】 可

まとめ

このように見ていきますと、特殊技能一号は従来までの技能実習生に近く、特定技能二号は就労ビザに近い性質を持っていることが伺えます。

二号はともかく、一号では滞在期間が限られている上、家族の滞在も認められない為、ただの出稼ぎ労働者の拡大・本当に良い人材は日本に集まらないのではないか、といった批判も出ています。実際、アジア圏でもトップ層の人材は欧米に流出するケースが多く、日本が選ばれるかは未知数なところでしょう。

また、家族を母国から呼びたいと思っている留学生も数多くいる為、特定技能二号に分類されない業種では就労ビザの需要もまだまだ多いのではないかと予想されます。

また、懸念されているのが日本語レベルが非常に低い外国人が大量に来日してしまうことです。これまでの外国人受け入れ反対意見の中にも、治安の悪化やスラム化などの懸念もありました。現在、日本にいる留学生の多くが日本語能力試験3級(通称N3。日常会話に支障のないレベル)ですが、N4・N5といったそれ以下のレベルの人材が街に溢れてしまう、といった事を予想される識者もいます。

現状、まだまだ議論されている問題も多く、上記した内容がまだ確定し切ったわけではない部分もあります。制度が始まるのは2019年4月からと言われていますが、開始時は色々なトラブルが起きる可能性も予想されます。

しかしながら、日本の人手不足は如何ともしがたく、人材の受け入れは不可欠になっていくでしょう。受け入れる日本企業・日本社会の変革が問われているかもしれません。

次回では、特定技能ビザの受け入れ方法について論じたいと思います。

この記事書いた人
竹村 講師
元医療企業営業マン。営業スタイルで生徒にビジバシ教えてます!

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