こんにちは。Japan Job Schoolマネージャーの竹村です。
先日、某所で開催された外国人との付き合い方に関するセミナーに出席してきました。 普段、外国人と接している私から見ても非常に勉強になり、有意義な時間を過ごすことが出来ました。
セミナーの内容について、具体的に触れることは出来ないですが、日本も外国人労働者が増えていく中で、彼らとの接し方について、より勉強していく必要があると感じています。
そこで、当ブログでは数回に渡って、外国人社員との接し方について論じていこうと思います。今回は外国人との付き合い方の中で、常識の違いについて触れたいと思います。
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常識が違う
異文化理解と一言に言うとザックリしてしまいますが、当ブログで毎回お届けしている内容も行きつくところはここになります。
- 遅刻 → 国によっては交通が整備されていない為、20~30分の遅れは遅刻ではない
- 仕事 → 社員とアルバイトの境目が無い国もある為、社員意識が薄い者もいる
- 雇用 → 残業代の支給、雇用形態などについて、入社時に詳細に話し合う必要がある。日本人の様になあなあにしておくのは通用しづらい
- 発言 → 自己主張が日本人より強い人が多い
- 体臭 → 男性は日本人のようにケアする人は少ない為、臭う人もいる(ただ、最近の若者は女性の目もあってか、ケアする人が増えている模様)
- 休暇 → 海外ではバカンスは1ヶ月程度もらえるもの
- 結婚 → 自由恋愛も増えているが、未だに親同士の決めたお見合い結婚をするケースも少なくない
ざっと考えてみても、これだけの違いが出てきます。 ここに挙げたケースは少しネガティヴな要素を孕んだものですが、個人差も大きく、既に日本で数年過ごしている留学生の場合、遅刻などに関しては日本のルールをアルバイトを通して理解しているケースが多いです。 また、当校でも上記のようなネガティヴな要素に関しては、授業を通じて、学生に正すよう教育をしております。
発想の違い、外国人ならではの強みを活かす
逆に、その常識の違いが発想の違いとなり、業務にプラスになる可能性も秘めています。 また、外国人社員だからこそ任せられる仕事を与えることも出来ます。
例えば、当校の卒業生でも、某企業様で外国人のアルバイト応募者の面接担当をしている者がおります。日本語が拙い応募者でもアルバイトであれば増員したい、という企業様には打ってつけの人材でしょう。また、そういったアルバイトスタッフの方達に対し、日本での常識面を指導したり、入社後のフォロー、労務管理スタッフとしても活用することが出来ます。
異文化排除にはならないこと
今回挙げた例はあくまで一例でしかなく、実際に一緒に仕事をしてみると様々な違いに気付かされることになるかと思います。
日本は単一民族国家と言われる為、どうしても異物を排除する考え方に陥りがちです。小学校で他の子とは違う物を持っている、というだけでイジメのターゲットになってしまう、というのはよく起こりがちでしょう。
ただ、日本の常識を理解してもらうのはもちろん必要ですが、日本人側も外国人の常識、文化の違いを尊重する必要があります。異物排除してしまうのは簡単ですが、そこからは新しいもの、素晴らしいものは何も産まれないでしょう。
互いの違いを理解して、より良い日本にしていきたいですね。

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