こんにちは。Japan Job Schoolマネージャーの竹村です。
外国人材の採用を求められる企業様の傾向を見ていますと、都市部もそうですが、地方でも積極的に外国人登用をされているケースが見受けられます。 そこで、今回は都市部から地方へ就職・移住する外国人留学生について論じます。
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日本人が想像するより都会っ子?
私もそうですが、日本人の多くがアジア出身の外国人留学生に対し想像するのは、田園風景のようなところで農作業に従事している方かと思います。実際、彼らの母国と日本を比較すれば、日本の発展具合は凄まじいと思います。 特に電車が走っていない国の出身者は、来日して電車に乗るときに、そのテクノロジーに驚く方が多いそうです。
ここで注目したいのが、その留学生たちが来日して最初に住む場所が、東京、名古屋、福岡と言った大都市圏が多いことです。
留学生の多くが来日後、2年間は日本語学校で勉強しますが、そういった学校は上記のような大都市圏に位置していることが多いです。 日本語学校卒業後は、それぞれ大学、専門学校などに進学するケースが多いですが、それも上記のような大都市圏に位置していることが多いです。
そうなると、大都市圏での生活が4~6年くらい続くこととなりますが、そのような生活を体験した者達が、果たして地方に移住して働くのか?という問題が出てきます。
日本人も地方から進学で大都市圏に移住すると、都会での生活に慣れてしまい、地元で就職しなくなる傾向にありますが、それと全く同じことが留学生にも言えるのかもしれません。(私も大学で上京し、同じパターンになりました。)
よりストレスが掛かっている可能性がある?
とは言っても、全員が全員、大都市圏で就職できるわけではないですし、本人のしたい業種などによっては地方移住も考えなければなりません。 しかし、本人の慣れ親しんだ場所から移ったり、周りの人間関係が変化することは、日本人もストレスになります。まして、国の違う留学生はより顕著になるかもしれません。
このようなケースの本人へのケアに関しては、各企業も色々な対策をされていますが、答えの出ない課題なのかもしれません。
しかし、外国人留学生の地方への就職・移住は可能性がある
上記のような問題は確かにありますが、昨今、日本人が集まらないと言われている中で、外国人留学生の地方就職・移住には大きな可能性も秘めているかと思います。
以前ですと、ブラジルの方などが地方に根付いて、今はその2世の方達も日本で暮らされていたりします。今いる留学生達も将来そのようになる可能性も十分あるでしょう。 地方の次世代の担い手は、彼ら外国人になるかもしれませんね。

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